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【ロシア語通訳】通訳をする時に大事だと思っていること〜@太田国際音楽セミナー   

6日間のロシア語通訳、無事に(?)終わり東京に戻っております。
すぐ本番があったりで、なかなか更新できなかったのですが、やっとブログを開きました。






一言






充実、充実、充実の日々でした。





前半3日間はコンサートに向けての通訳。
想ったことを前のブログに書いています。









そして後半3日間はマスタークラス。





受講生の皆さんの真剣な様子をそばで見ていて、大きな刺激をいただきました。
こんなに真面目に、こんなに一生懸命音楽に向き合っている方々が沢山いらっしゃる。
こちらもきちんと先生のおっしゃることをお伝えしたい想いで緊張しましたし、頭がフル回転していました。
毎晩、レッスンが終わると頭から煙の気分でした。





私も、何回か、海外からいらっしゃる先生の公開マスタークラスやセミナーのような会に行ったことがあります。
そこで思ったのが





通訳、とても大事






ということ。
当たり前すぎてすみません。







今回連日通訳していて、ポイントとしてこんなことが大切だな、と思ったことが三つ。
特に1つ目、大切ですかね。







1、一語一語全て理解できるだけでなく、先生のおっしゃったことをどう日本語にして、繋がりの中で理解していただくように訳せるか






同じ単語一つでも、場面によって、こう訳したり、ああ訳したりすることができます。
よりその方に伝わるためにはどの日本語を選択すべきか。
年齢や状況によっても違いますし、その時先生がどのようなスピード感でいらっしゃるか、もし流れのまま次に進みたい時には、その場で長々訳すのでなく、その場は短めにまとめて、後で少し追加する、なども大切になってきます。






というわけで






2、先生のリズムを大事にする






そしてもちろん





3、受講されている方の反応に敏感になる





良く分からない時には、皆さんそんな目線をくださいます。
もう一度、別の言い方で同じことをお伝えする。






付け足しとして






・声のトーンを落ち着かせよう
・滑舌よく
・マイクとの距離





なども気をつけました。





・話すテンポ





に関しては、ゆっくり話すのがいいだけでなく、上記でも述べたように先生のテンポに合わせた方がいい場合もあると感じます。







こういうことは経験を重ねていく中で学んでいくものだ、と思いました。
ただ机の上だけでロシア語の勉強をするだけではないのです。



もっと言ったら、ピアノレッスンの通訳であれば、音楽用語、また楽譜の知識、曲の知識、そのほか、曲の成り立ちなど、専門的な知識も磨いていかないといけない。



朝から晩まで通訳していると、先生の教授法(と言ったら大げさかもしれませんが!)の大きな筋のようなものが少し見えてきた気がします。その先生の言いたいことを察する能力も大事ですね。



ご一緒している間に、エレーナ先生を思い出す瞬間がありました。



特に



楽譜の読み方




共通するものがありました。




とにかく、とっっっても勉強になりました。
ロシア語の勉強だけでなく、ピアノレッスンの導き方、曲への解釈なども。





そして、楽屋での会話もとても充実でした。
色々な会話をしました。
奏法のこと、ロシアのピアノ教育システムについて、など。
言葉だけではとても正しくその会話の内容をお伝えすることができませんので、ここで明言することは避けます。
もしどこかで機会があれば別の記事で書くかもしれません。




そしてそして、レベデフ先生のお人柄が素晴らしかったです。
ご一緒していて、なぜか、とても家族のような近しい方のような、そんな感覚になりました。
あったかくて。。。
色んな話ができたからかな。
最終日は寂しさでいっぱいでした。




こんな感覚。
エレーナ先生が会わせてくださったのかな。。。





引き続きロシア語の勉強は続けていきます。
将来、AIの時代がさらに進んだら、通訳はいらなくなるかもしれません。
でも、人が人を通して伝えられる言葉には、人にしかでできない伝え方があると思うのです。
そんなことをAIの記事を読みながら思ったのでした。




最後になってしまいましたが、






このセミナーは20年もの間毎年開催されている太田国際音楽セミナーです。
HPはこちらより♪





セミナーは続き、14日にレセプションがあり、閉会。





20年もの間、このようなセミナーを続けていらっしゃるセミナー実行委員会の先生方、会長さん、そしてこのセミナーを全面的に応援してくださっている太田市の皆さん。その熱い情熱に感動です。




20年目の今年、セミナー会場は市の協力により、太田市の市民会館ホールになりました。
これも全て、実行委員会実行委員会の先生方の情熱からくるものだと思います。
太田市の市民ホールはなんと、この秋にこけら落としがあったばかりの新しいホール。
新しい匂いがしました。



ホールには2台のフルコン。
そこでレッスンがあるわけです。
素晴らしい環境です!




とっても居心地の良い空間を作ってくださった実行委員の先生方、ありがとうございました。
本当にたくさんお世話になりました。




音楽は人の情熱で受け継がれていくものだ。
そう感じました。



こんな貴重な経験、学びに感謝です。
そして理解のある旦那さまにも心からありがとうです。




またどこかで通訳の機会がありますよう。
その日まで、パワーアップをはかります!!



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by chikako-kokachi | 2017-10-17 23:58 | ロシア語通訳

【ロシア語通訳】指揮者の不思議   

東京を離れ、通訳のお仕事中です。
サンクトペテルブルグ音楽院で教授をされているレベデフ先生。
6日間、ロシア語、ピアノの日々です。




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詳しくはまたまとめますが、前半3日間は、先生のピアノコンチェルトのリハーサル、本番。







オーケストラは群馬交響楽団。
そして指揮者は秋山和慶先生。






リハーサールは当日のGPを入れて3回。
そして本番。







全てお側で聴くことができました。
幸せ。
3日間、どんどん変わっていく音楽。
チャイコフスキーのピアノコンチェルト1番。






指揮者、ソリスト、オーケストラ、それぞれの間を漂う空気。






そして、このブログで書きたかったことは“指揮者“の存在。






秋山先生の指揮はとっても美しかったです。
余計な動きがなく、立ち姿が凛としていて、棒と左手の指の先から音楽のエネルギーが込み上げてくる感じ。






点がとってもとっても綺麗で。






レベデフ先生とお話ししたのですが






オーバーな動きはないけれど、指の先、体の奥から、ものすごいエネルギーを発していらっしゃると。







おっしゃる通りだと思いました。
私個人的には左手(指揮棒を持たない方)の指先の美しさに見惚れていました。。。






リハーサルではとても穏やかに、静かにおしゃべりになって。
すみません、ボキャブラリーが少なくうまく表現できないのですが、ものすごい“品“を感じました。






ベートーヴェンのシンフォニー5番、秋山先生とオーケストラの皆さんが創り出すベートーヴェン。
本当に素晴らしかったです。







もちろん、レベデフ先生のピアノコンチェルトも。
2楽章のカンタービレと、リズミカルな遊び心。
ワクワクしました。
ピアノの鳴りが深く、体にずしんと響きました。





♪♪♪♪♪♪♪




指揮者の存在って面白いですよね。
前にたつ人が変わるだけで、同じ演奏者の音が変わる。
それはオーケストラはもちろん、合唱の世界でも言えることと思います。
(ピアニストにも言えるのかも)





指揮者は本番の時に音を発していません。
でも、何故こんなに出てくる音が変わるのか。





伴奏していても思いますし、客席で聴いていても思います。





この現象を言葉にして説明するのが難しいのですが。





指揮者、演奏者、お互いが、その音楽を感じ、それぞれがどう表現したいか、見えない空気をお互いに感じ合いながら、進んでいく時の流れ。その中に、どう音楽を自然に、且つエネルギーを切らすことなく、溶け込ませていくか、共に進むか。





音楽って、ほんと、空間と時間ですよね。





こういう目に見えないところで、お互いがコンタクトを取れるような音楽ができたら幸せだな、と。




もちろんその為にはまずは、自分がそれを感じられるところまで感覚を研ぎ澄まさないといけない。





ピアノを弾きながら、指揮者の表現したい音楽を感じようとすればするほど、気づきが増えます。
あ、こんな解釈もあったか。
あ、こんな風に時を運び、空間を築いていきたいのかな。
それを感じることによって、自分の音楽の引き出しが増えていく。





秋山先生の指揮、そしてプロのオーケストラ、レベデフ先生のピアノ。
その間に漂う時間と空間を見ているだけで、共にそこに居ただけで、同じ時間と空間を過ごしただけで、なんだか身体中で大事なことを学ぶことができました。





指揮者の存在とは。。。





もっともっと自分の感覚を研ぎ澄ましていきたいと思いました。




♪♪♪♪♪♪♪


今日から、マスタークラスが始まります。
一日通訳。
きっとものすごい濃い時間になることでしょう。
夜はご近所の先生のお宅で自分のピアノを練習させていただきます。
マスタークラスで受ける刺激に、自分の練習も充実していきそうです。




今日はこのへんで。
また通訳に関して思うこともまとめていけたらと思います。
そして、組織というものに関して思うことがあります。
また書きます。




では、行ってきます!!




今日もいい日でありますように♪


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by chikako-kokachi | 2017-10-08 07:36 | ロシア語通訳

♪2016年夏、紫麻ちゃん、Chopin Festival in Poland & Far East Festival (極東芸術祭)in Russia   

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紫麻ちゃんファンの皆様、お待たせしました!
2016年夏、紫麻ちゃんのコンサートレポートです♪

お日にち順に!
まずは、Chopin Festival in Poland

7月、ポーランドのブスコ・ズドロイという避暑地でのショパン・フェスティバル。
紫麻ちゃんはソロコンサート、そしてガラ・コンサートに出演しました。
お写真より、様子をご覧ください♪
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会場は自然豊かな公園の中にあったようで、可愛らしいリスが!リス大好きな紫麻ちゃんは、空き時間の度に遊びに行っていたそうです。こういう環境での音楽。私の憧れです!
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ポーランドから帰国し、レッスンを受け、すぐに次のコンサートへ移動。
ロシア、ウラジオストクへ。
(ウラジオストクへの直行便は2時間とか!近いですね)

今回紫麻ちゃんが参加したフェスティバルは、マリインスキー劇場が今年初めて開催したFar East Festival (極東芸術祭)というもの。多くの著名な音楽家が出演されていました。


フェスティバルの詳細はこちらです。


劇場のサイト(英語)
https://prim.mariinsky.ru/en/playbill/far_east_festival_2016/


ジャパン・アーツさんのサイト(日本語)
https://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=2130




紫麻ちゃんは前夜祭にて、グリーグのピアノ協奏曲を、あのゲルギエフさんの指揮で、あのマリインスキー劇場管弦楽団の皆様と共演!!ガラコンサートにも出演しました。
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皆さんご存知の通り、お忙しいゲルギエフさん。フェスティバル、前夜祭前日にも別の地でコンサートがあったようです。オーケストラとのリハーサルはなんと、当日開演2時間前のみ、という事で他のソリストの皆さんとホールで待っていたそうです。


が。。
なかなかマエストロは舞台に現れず。。。


結局16分程の部分的なリハーサルのみで本番を迎える事になったそうです!
どんな状況でも舞台で最善を尽くす、良い経験になった、ということでしょうか!

前夜祭では4名のピアニストがコンチェルトを演奏、マエストロの体力気力、、すごいですね。。。紫麻ちゃんの他には、先日のGrand Piano Competition入賞者のAlexander Malofeev君(ロシア)、Ting Hong Liao君(中国)、そして小さな頃からモスクワに渡り、今もモスクワで研鑽を積み、立派なピアニストとして活躍されているピアニスト松田華音さんが前夜祭に出演されました。


マエストロと素晴らしいマリインスキー劇場管弦楽団の皆さまのサポートにより、無事終える事が出来たそうです!!
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演奏意外に、TV KulturaとRussia1チャンネルから取材。
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Kulturaのレポーターの方は以前、くるみ割りのコンクールの時にもお世話になった方で、モスクワからわざわざ取材に来てくださったそうです!多くの方に紫麻ちゃんの成長を見守って頂いているのですね^^



TV kulturaの映像です
http://tvkultura.ru/article/show/article_id/154789/

Russia1チャンネルの映像です
http://www.vesti.ru/videos/show/vid/687341/cid/1/#
(2:15頃から)



出番の無い日には毎日コンサート。
プロコフィエフのオペラ「修道院での結婚」を観たり、チョ・ソンジンさんや諏訪内晶子さん他チャイコフスキーコンクール入賞者の演奏を聴き、とても充実した日々だったそうです!なんと!!うらやましい(笑)また、ウラジオストクは、日本と気候は似ていますが、街並みはヨーロッパで、朝晩は街の殆どが霧に包まれるという幻想的な街だったようです。そんな経験も大きな財産ですね!
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さて、紫麻ちゃん、今年も本番続きます。
9月は2年ぶりに、またまたロシアはイルクーツクでのピアニスト、マツーエフ氏のフェスティバル"Stars on Baikal"に出演予定。演奏曲はグリーグのピアノ協奏曲。イルクーツクの皆さんには、紫麻ちゃんの成長を感じて頂けることでしょう!



そして12月、パリのルイ・ヴィトン財団でのコンサートに出演が決まりました。
ソロの他、サンサーンスの動物の謝肉祭を2台ピアノ+室内楽オケというオリジナル版で演奏するそうです!!周りの私達も楽しみです(笑)



コンサートのHPです
http://www.fondationlouisvuitton.fr/programmation-musicale/residence-fondation-vladimir-spivakov.html




最後に写真集を。
すっかりお姉さんですね!
成長が頼もしいです。
引き続き、応援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます♪
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by chikako-kokachi | 2016-08-06 08:30 | その他

点と点が線となり。その先に繋がっていくものは。   

今、自分が音楽においてどんなことをしているのか、整頓してみました。
今迄自分がやってきたこと=点が、どんな線を描いているのか。







・ピアノの先生
・ロシア語のレッスン通訳
・(主に合唱の)伴奏









今迄習ってきたピアノ、ロシアで勉強してきたこと、全ての「点」が、ピアノを教えることに繋がっています。

ロシア語を学んだ「点」が、レッスンでの通訳として繋がっています。

そして通訳をしているその場で、さらにロシア語を学び、先生方の導きを学びます。バイオリンのレッスンでは、ピアノとはまた違った多くの知識も学んでいます。それがまた教えることに繋がり、また、自分が弾くことにも繋がっていく。







合唱の伴奏をしていて、多くのことを学びますが、その中でも大きなことの1つに、「指揮者の先生から学ぶこと」があります。

音楽のことはもちろん、練習の進め方、人としての魅力、言葉の選び方、働き方、コミュニケーションの取り方。

音楽においては本当に不思議で、その先生が前にいらっしゃるだけで、その先生の「音」が鳴ってくる。その先生にしか出せない「世界」になります。家で練習しているだけでは出せない「音」です。それが「アンサンブル」なのかもしれません。

そして色んなタイプの先生がいらっしゃいます。

大きく二分すると

・合唱団を、ピアニストを比較的自由に泳がせてくださる先生
・その先生の求める音楽の「世界観」を全面に求めていらっしゃる先生

例えば、2つ目のタイプの先生の場合、自分の音楽プラス、求められる世界をどこまで表現できるか、という力が必要になります。求められる世界は、自分がまだもっていない引き出しであることもあります。もしくは引き出しは持っているけど、開け方を知らない場合もあります。どこまで反応できるかが大事。

そこに挑戦することによって引き出しが増え、音楽の幅が広がっていきます。

こうして自分の演奏の引き出しを増やしていくことによって、教えることの幅もグンと広がっていきます。









それぞれの点が、線として繋がっていく瞬間を感じることが増えてきました。教えるだけでなく、弾くだけでなく、さらにロシアの通訳。どこか一点のみになっていないところが、とても重要に思います。


それぞれの点はそれぞれに混じり合って、いい意味で複雑に様々な線が絡みあっています。なんだか音楽と似ています。








これらの線が、今後どのように発展して行くのか、自分自身興味深いところです。
まずは「点」に一生懸命向かう。
そしてその「点」が「線」になっていることを感じる。
そして大事なのは、その「線」の先に自分は何を求めているのかということ。






なんとなくですが、見えているのです。
それは自分のピアノ一本で表現する世界に繋がっていくのかと。
宇野先生のおっしゃる「村田智佳子は世界中に自分一人しか居ません」というピアニストになって下さい、ここに繋がるのかと。







すみません。






まだ、何か文章を書いていると、先生のおっしゃった言葉と繋がることが多いです。今週も精一杯お仕事させて頂きました。帰宅すると、くったりで。ご飯を作って、食べると急激に眠くなり、そのままリビングで眠りについていた日が何日かありました。自分でもびっくりです。







さてさて来週はどんな週になるのでしょうか。
瞬間瞬間を大切に過ごして行きたいと思います。
でもリビングでの居眠りは減らしていきたいです。笑


♪♪♪♪♪
とっても美味しい旬のフルーツを頂きました!
その子のようにキラキラしていました。
美味しかったです。
ごちそうさまです!
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by chikako-kokachi | 2016-06-19 23:52 | 音楽 その他

ピアノを弾き続ける先生でいたい理由   

本も沢山読んで色んな勉強をしてきた。
でも、実際誰かを教える時に、何より役立つのは“自分の経験”。




ある先生の通訳をしていて共感したものです。



まさにこれが理由かな、と思いました。
どんなに本を読んでピアノの弾き方を研究しても、頭に入れるだけじゃ分からないことが沢山ある。
実際自分が弾いてみて、経験して、初めて分かることが多々。
経験したからこそ伝えられることがある。


例えば指使い。
例えば腕の使い方。
例えば体の使い方。
例えば楽譜の読み方。
例えばバランスの取り方。
例えばペダルの踏み方。
etc


だからこそ、自らが弾き続けることが大事で、その経験をうまく伝えてあげる才が大切になってくるように思います。



“経験”を伝えていこう。
自分が弾くことを大事にしていこう。




先生の言っていることや、教則本全てが絶対でなく
それを応用して、自分の“経験”を増やしていく
自ら考える力をつける



言うはやすしですね。



そして、あれもこれも出来ないから、“経験”も“伝えていくこと”もバランスをとっていかないといけないし、ただやみくもに数を増やせばいいものでもない。


これも言うはやすしですね。
生きている、といった感じです。笑



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
数日温かな日が続いて、様々なところでツツジが綺麗でした!
花に癒され、今日も音楽です。
今週は色々ぎっしりです。
経験、経験。
練習、練習。
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by chikako-kokachi | 2016-04-28 08:19 | ピアノ講師

レッスンロシア語通訳、ディーナ・ヨッフェ先生   

先々週になりますが、ディーナ・ヨッフェ先生のレッスン通訳をさせて頂きました。とてもとても濃い時間でした。

初めてお会いするのでとても緊張しましたが、先生は待ち合わせ場所で私を見つけてくださり、遠くから手を振ってくださいました。「ピアノ弾きの空気って遠くからでもわかるのよ!!すごいでしょ?」と、明るい笑顔の元気なお声。その後タクシーの移動中も様々なお話を聞かせてくださいました。ものすごく貴重な時間でした。

レッスンでは、いや、レッスン以外でもパシっとはっきり物事をおっしゃいます。
明るい表情、明るい声とともに、ビシっと厳しいこと、ドンピシャなご意見を。
休憩時間にお話していたなかには、シリアスな課題もあり、先生の音楽、ピアノに対する真剣さ、深い想いを感じることができました。


5時間のレッスンの中で、沢山沢山、多くのことが心にグッときました。
中でも印象に残った2点をまとめておきます。
(完全なる直訳ではないかもしれません。。。→より先は私の解釈を含みます)


“それぞれの料理の素材、味、色や形、完成形にこだわるように、音楽も同じ。
日本料理はこんなに美しくて繊細で美味しいのだから、日本人にもその心が分かるはず。”


→楽譜からもっと繊細に多くの情報を読み取らないといけない。全てミックスするのではなく、それぞれのパーツ、ディテイルをそれぞれに美しく磨く。それを重ねていき“音楽”にしていく。
→奏者はどこまで繊細に楽譜を読み取っているだろうか。。


“基盤、基礎工事が大事。
まだ床の補強や、壁紙がはられていない状況で、先にランプや壁にかける絵や家具やピアノを決めて、部屋の中に入れてしまうと何が起こってしまうか。またそれらのものを一度外にだして、基礎工事をやり直さないといけない。それは今まで以上に大変な苦しい作業になる。”


→基礎、基盤、本質が大事。それが出来ていないところに飾りばかりつけたものは、基盤のないうわべの音楽になってしまう。
→奏者はどれだけ基礎工事の練習の仕方を理解できているであろうか。。



また、教授法として素敵だな、と思ったのは

“生徒さんにどんどん質問してレッスンを進めていらしたこと”

先生が一方的に「こうしなさい」「ああしなさい」と指示するのでなく、「ここはどうなっているのか」「ここはどう思うのか」と質問を続け、その答えの先に、生徒さんのやらなければいけないことを導きだす。これは、私も普段強く意識していますが、先生の導き、本当に素晴らしかったです。

“自分で考えて欲しいから、こうして質問している”、とおっしゃる先生。
本当にその通りだと思います。


そして“基礎の練習法”をどんどん導いていらしたこと。
レガートに弾くにはどのような練習をしたらいいのか。
練習ではペダルをはずして片手づつ、そのフレーズを理解してゆっくりさらう。
体の使い方、ポジショニングはどのようにしたら求めるフレーズが弾けるのか。



もっともっと書ききれないほど、多くの事を学びました。
直接音楽、奏法に関することも、教え方、導き方に関しても。
明るく暖かい先生。
でも音楽に対しては厳しく、タクシーの中の会話でのピアノの基礎教育に関する意見には、その鋭い視点に考えさせられました。


ロシア語通訳としては、もっともっと勉強したい。
それぞれの先生方が、言葉を選ぶことなく、自由にお話頂けるように。
それを上手に分かりやすく伝えられるように。
素晴らしい先生方にお会いして、レッスンをご一緒したり、ピアノや音楽の話をする機会があるなんて、なんと素晴らしいことでしょうか。
その時間を密度の濃いものにする為に、私にとってロシア語はピアノと同様、ずっと勉強を続けていきたいものであること、確信しました。


ヨッフェ先生のリサイタルが4月26日豊洲文化センターシビックセンターホールにて開催されます。
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私の心のど真ん中にくる プログラム!!
スクリャービンとショパンの24のプレリュード。。
(死ぬまでにこのプログラムで弾きたい。あとはショパンのみなのだが。。)
ご興味ございます方、どうぞこちらのサイトへ。


ここからは余談です。

この通訳の日、その後自分の生徒さんのレッスンがありました。
終わったらもう夜だったのですが、どうしても自分の練習がしたくなりました。
帰宅後練習。
ショパンだったのですが、もう体も頭もものすごく疲労していたのに、精神が異様に敏感になっていて。。今もその時の感触を覚えているのですが、なんだか自分がすごい集中の中で弾いていた不思議な感覚。


素晴らしい先生や御人に出会えたことが、大きな刺激となり自分の心を強く揺さぶってくださる。そんな方々に出会えたことそのものが奇跡です。心の底から幸せに思います。目指すべく目標が益々深くなっていきます。こんな機会をくださった友人、先生方に心から感謝申し上げます。

by chikako-kokachi | 2016-03-24 08:11 | ロシア語通訳

【ピアノの探求】YUBISAKI(指先)!! ヴァシリー・シェルバコフ先生のレッスンvol.1   

指先!!



この言葉を何回訳したことか。。
ヴァシリー・シェルバコフ先生(ロシアの大作曲家・教育家ドミトリー・カバレフスキーの大甥)のレッスン通訳にて。
(先生は2年前にも来日されています→その時のブログはこちら♪)



YUBISAKI

これは私も昔から言われ続けています。
エレーナ先生は昔からよく「YUBISAKI!!」と日本語を使います。笑
エレーナ先生からも、モスクワではトロップ先生からも言われ続け。。。
そういえば、モスクワで室内楽を教えて頂いていたディチェンコ先生もおっしゃっていた!
そしてヴァシリー先生も!!

私自身が弾く時にも、もちろん気をつける。
そして生徒さんにも伝える。





この“指先の感覚”の練習法をヴァシリー先生は技術的に分かりやすく説明されていました。

バレリーナの足先の様に。
そして指先以外は力を抜く。(腕、肘、手首)

・1本の指先で鍵盤に立ち、他の箇所をゆらしてみる。
・指先がしっかりしていると、他に動きがあっても、鍵盤とのコンタクトはぶれない。





何の為に指先を使うか。

音を輝かせるため。
音に命を吹き込むため。
音を生かしてあげるため。
音を飛ばすため。
音を届けるため。
etc



指先を使えた状態の音はどんな音がするか。

音が立ち上がる。
音が飛んで行く。
音が輝く。
音が立体的になる。
音から空間が生まれる。
音が生きる。
音が伝わる。
etc





ある先生は
「スイッチ ON!!!」
とおっしゃる。

指先で電気(光)のスイッチを入れるらしい。
「スイッチ ON」とおっしゃりながら、指先をさす。





【指先を使うタッチ】を研究する。
指先を使っている音と、使ってない音の違いは耳で判断する。
これが分かるようになると自分で「キラキラな音」を探せるようになる!!





今回はヴァシリー先生とのお写真を撮り忘れました!
前回のお写真をUPしておきます♪
とても分かりやすいロシア語で、先生の優しさ、お心遣いを感じました。
とっても充実の時間、ありがとうございました!
少しづつ仲良くさせて頂けて嬉しいです^^
もっともっとロシア語を充実させていきたいです。
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by chikako-kokachi | 2016-03-10 07:15 | ロシアメソッド

ヴァシリー・カバレフスキー先生、公開講座、レッスン♪   

下記、ロシアの大作曲家・教育家  ドミトリー・カバレフスキーの大甥、ヴァシリー・シェルバコフによる講座・レッスン&コンサートで通訳のお仕事をさせて頂きました。
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今回は講座の通訳。
テーマは〜カバレフスキーの教育法・演奏法〜。

初めてお会いする先生の通訳はとても緊張します。ましてやレッスン通訳でなく、講座の通訳。講座の為の資料を読むところから辞書との格闘。なんだか学生時代にタイムスリップしたようでした。気づけば明け方。。。久々に論文のようにまとまったロシア語を読みました。大変だったけど。。。でもなんだか楽しかったです!!テーマも興味深かったので、とても勉強になりました。

さて、朝早く銀座ヤマハさんへ。
ドキドキの先生との対面。
とても気さくで優しい、ユーモラスな先生でした!

少し打ち合わせをしてからの講座開始。

講座の際、先生はそこに参加されていた皆様の様子をみて、「ピアノの指導者の方が多いように思えるので、その参考になれば」とドミトリー・カバレフスキーの生い立ち、作風のお話の他、子どもに対する指導法、具体的な体や手の動きでスタッカートやレガートの弾き方等を詳しく、分かりやすくレクチャーしてくださいました。ヴァシリー先生はモスクワ音楽院でネイガウス系統のエレーナ・リヒテル先生にご師事されていたそうで、また、ドミトリー・カバレフスキーはモスクワ音楽院でゴリデンヴェイゼル先生に師事しており、その2人の先生のお話、特にゴリデンヴェイゼル先生のお話は私にとってもとても興味深いものでした。ドミトリー・カバレフスキーはヴァシリー先生にとって、初めの音楽の師であり、人生の師でもあるとおっしゃっていました。ですので、ドミトリー・カバレフスキーのあまり知られていないお話、ヴァシリー先生ならではのお話をお聞きすることができました。

貴重な時間。
新たな刺激的な出会いでした。
そしてやはり私はこうしてロシア語で直接聞いた貴重なお話を伝え続けていきたいと思うのであります。ロシア語にもっと触れていたい。もっとロシア音楽界の話を知りたい、と思うのでした。

そしてさらに忘れてはならないのは先生の音!!
とっても深く重厚な響き。
メロディーラインの美しいカンタービレ。
正確な切れのいいリズム。
もっと聴いていたいと思わせてくれる響きの空間でした。
ピアノが鳴る!!

先生との想い出の一枚。
通訳として声をかけてくれた友人に感謝。
お世話になりました先生方、スタッフの皆様にもありがとうございました!!
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合間にランチに出ました。
銀座のランチ、何故か星乃珈琲!
美味しかったです。

つづく
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by chikako-kokachi | 2014-03-12 02:23 | ロシアメソッド

雪の日に想ふ   

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これはまだまだ降り始めの写真です。この後、皆様もご存知の通り想像以上の積雪(写真を忘れる。。)そんな中、ロシア語のレッスン通訳に。道中はモスクワ時代を思い出す雪景色。滑りそうで怖かったけど、なんだかその真っ白な景色があまりに当時とリンクして懐かしいやら、少し切ないやら。

その日のレッスンも最高にロシアンな色。
生徒さんの選曲は偶然にも(?)「雪」の作品がならび。

ロシア語が飛び交うなか、この日先生がおっしゃった印象的な一言(注・通訳目線で)は、「ダーーーーーっっ」と思いっきり長く、ちょっと哲学的(?!)、内面的な話をされた後。

「これ、小さな子にも分かるように訳すのよ!」

の一言。

本当にその通りで、もちろん訳す時にいつも気をつけていることなのですが、使えるボキャブラリーや伝わる感情とか感覚とかがその子によって、その歳によって全く違うのは当たり前なわけで。特にこうした直接的でない内面、精神面の解釈等は本気でその瞬間にフルに頭を回転させているような気がします。(うまく伝わっていますように。。)そして、先生がロシア語でお話している時の表情、感情も同じ様に日本語にのっけたいと思う訳です。(ということは、アツイ先生が2人もいることになりますね、笑)

また、年明け早々に初めてバイオリンのレッスンの通訳をした時は、専門でない楽器の通訳の難しさも経験しました。言葉は分かる。でもそれをどう表現してあげるかで、その子の理解度がグンと変わります。歴史の話、楽器の話、ロシアの童話、アネクドート(これって日本語??)etc....先生方の知識が豊富なほど、ボキャブラリーが大幅に広がっていきます。。

もっともっとホンモノの通訳ができるよう、頑張りたいなーとこの大雪の日に思ったのでした。

と、

モスクワの時代の友人が台湾から出張で来日。
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つるつる滑る新宿の道を一緒に歩きながら、まさに当時の音楽院までの道のりを思い出したわけです。つるつる滑りながら、向かったあの道。彼女は中国語はもちろん、英語も、スペイン語も堪能で、もうだいぶ忘れたと言いながらも、日本語も韓国語も少ししゃべれる語学の才能たっぷりの友人です!あ、もちろんロシア語も!その頭の中は何がどうなってるのか?!分からないけどすごいです!!

短い時間だったけど、気を使わないロシア語の会話はノンストップで繰り広げられたのでした。たぶん6年ぶりの再会。嬉しかった!!!


というわけでまとまりませんが、笑。
この東京の大雪は、少しだけ、時をタイムスリップしてくれたのでした。
また頑張れそうです。

皆様、きっと明日もつるつる道路かと思われます。
どうぞ朝の通勤、お気をつけください☆

PS ちなみに静かな雪の日の譜読み、好きです。

by chikako-kokachi | 2013-01-16 01:42 | ロシア語通訳

ロシア語な日々   

最近、ロシア語な日々です。
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先日はモスクワ留学中に師事していたトロップ先生の奥様ゼリクマン先生が来日されていまして、その公開講座がありました。ゼリクマン先生の門下からは、コンスタンティン•リフシッツ、アレクサンダー•コブリン、アレクセイ•ボロディン他多数の有名国際コンクール受賞者を輩出されています。音楽院の学生はもちろん、子供さんへの教授も注目されており、高い評価を得ていらっしゃいます。

深かった。。

とことんの音色、タッチ、親指小指のエチュード、指•手•腕の使い分け、音楽の発展、和声、響き、耳、ファンタジー、その他沢山。
こんな細かい徹底した、粘り強いレッスンを小さな頃から受けていたら、音楽がどれほど染み込むだろう。基礎にしっかり時間をかけて土台をつくってこその飛躍。このマスタークラスの後にも先生のレッスンに同席できたのですが、その我慢というか粘りというか、小さなフレーズにたっぷり時間をかけて子供さんに伝わりやすい表現でそれを伝え、技術だけでなく限りないファンタジーを沸き立たせ。。圧巻レッスンでした。

縁あって、武蔵野時代の師匠エレーナ先生がお子さんに教授されているレッスンにもほぼ毎週同席しているのですが、こちらもすごいです。もちろん自分が教えるときの参考にもなるし、なにより自分が弾くことにどんどん応用できる。。

まさにロシアメソッド。(一概にこの言葉でまとめていいものなのか分かりませんが)
私はこの道をもっと研究していきたい、そう思いました。
特に小さな頃の基盤つくり。
これは将来の行く末を左右するほど大切なものだと思います。(専門に進めば進むほど)

そしてロシア語、もっと精進いたします!!
通訳のより様々な表現、引き出しを見つけていきたいです。

あ、来月はなんとトロップ先生も来日されるとか012.gif
大好きな先生に会えるのがとても嬉しいです!

by chikako-kokachi | 2012-01-31 01:28 | ロシア語通訳