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続けるということ   

朝からレッスンして、少し自分の練習して、5時間に及ぶ合わせ、そしてこれから移動して、また自分の練習




現在移動中
合わせの内容が濃くて、頭から煙でそうです





そんななか、茂木さんのブログでこんな言葉が








続けることが形になろうがなるまいが、どんなにつまずこうが、凹もうが、続けることをやめたい、と思うくらい苦しくとも、きっと続けるであろうものに出会えて幸せなのかもしれない






昔、「ピアノを弾いてることはただの自己満足だ」と強く言われたことがあります





当時は悔しくて泣きまくりました
でもよく考えるとその通りで
誰かのために、とか言いながら結局自分の為なのか、自己満足の何物でもないことをしているのかと






でも止めることができませんでした





今、合唱団の方、生徒さん、友人、家族、お世話になった先生方、他にもたくさん、コンサート、頑張ってね、と応援してくださって






その愛情にどれだけ助けられていることか






自己満足なのか、誰かのためなのか、その結論はピアノを止めるまで出ないかもしれないけれど






それを受け入れて続ける






これから音楽の道に進みたい方へ
本気であるならばやめないで続ける
きっと道は開けると信じて
綺麗事のようですが





煙でそうな頭でそんなことを思っています







さて、お家につく
練習、練習












by chikako-kokachi | 2018-02-11 20:33 | 音楽 ピアノ

受験   

2月になり、受験シーズンへ。
自分の記憶を辿ると懐かしい・・・





高校受験は推薦をいただいたので、面接のみ
大学受験で音大を受けたとき、初めて経験した受験






受験は結果がでるもの。
積み重ねてきた努力の量だけではない、なんだか運命みたいなものもあるのかもしれないな、と今になって思います。
(もちろん積み重ねていく努力もとても大切)





あの頃はそれが全てだったから
その結果だけに左右されてしまったけれど






本当に大事なのは受験後で
どんな結果であれ、その後、その場所でどう生きていくか
時間をどう過ごしていくかなのかな






音大なんて、もちろんその通りで
どこの大学に入ったかでなく、どんな先生のもと、どんな学びを積んだか。
場所でなく、人との出会いと、経験の積み重ねが大きくその後を左右するように思います。






頑張ってきたこと
最後まで油断しないで
精一杯出しきる
できることはそれだけ







不安に思うことも当たり前のようにあると思うけれど
心から頑張れって
応援してくれている人たちは、どんな結果であろうが、今までと変わらず大きく包んでくれて、今までと変わらず側にいてくれます








だから安心していってらっしゃいませ!!






どんとぶつかってきてください!!








いってらっしゃいませ!!








♪♪♪♪♪♪

昨日の皆既月食
合唱団の練習後、帰宅途中に見れました。
とっても美しかった。。
(とっても寒かった。。)



宇宙の不思議というか
人間なんてちっぽけだ、とか
大地や自然、宇宙の中で生きていることを感じました
夜空は1人で考え事するのにもってこいです



勉強に疲れたら、ピアノに疲れたら、空を見上げよう
なんて。
大好きな人から言われた言葉に似ています。



何か苦しいこと、どうしようもないことがあったら、空を見てごらん、星を見上げてごらんって



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by chikako-kokachi | 2018-02-01 08:04 | 音楽 その他

【ピアノレッスン】ピアノの先生の喜び   

出会った時5歳だった子達が中学生になり
出会った時小学生だった子達が高校生になり




ピアノを教え続けていると、たった週1回や月数回だけれど、ふと振り返ると、その子達があっという間に成長していて





感慨深いです。







音楽が側にある生活
いつか生きる道で何かがあった時、あ〜ピアノがあって、音楽があって良かったな、と思えるような導きができたらいいな、と思ってきたこの約7年(?)





まだまだ迷いながらだし、まだまだ7年なんてヒヨコですが。





ただ、ふとした時、そう弾いて欲しいと頼んだ覚えもないのに、なんだか素敵に音楽を感じて弾いている姿を目にして、耳にして、「あ〜ピアノの先生になって良かったな」と思うことがここ最近何度か続きました。







プロになるのは好きの延長戦であって欲しい。(というかそうでないと続かない)






プロにならずとも、音楽が生活の一部となり、音楽が自然と側にあるような、日々の生活の中での癒しになるような、そんな導きを続けていきたい。






彼らの音を聴いて、とっても嬉しいなって顔がくしゃってなると同時に、また気持ちを新たになりました。





暫くは教える時間をなくして、自分が弾くことに専念した方がいいのかな、と思ったことも無きにしもあらずでしたが、辞めなくて良かったな、と。





そう思った最近でした。






10年、20年とこのまま人生のお付き合いができる子達がいたら、感無量だな。






そんなことまで思いました。
みんなどんな大人になっていくのだろう。
ピアノの先生って不思議です。
みんなの未来を夢みながら。






沢山の方々とご一緒する時間はないし、色んな事情でお別れしないといけないこともあるけれど、こうして長く一緒にいれることで見えてくるものもある。





みんなにありがとうです。
自分ももっともっと魅力的な人になれるよう。
そう心に呟きながら。


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先日の本番でいただいたお花がとってもキュートに咲いています。
元気がでます。
寒いけれど、あったかくしてお過ごしください♪

by chikako-kokachi | 2018-01-28 07:24 | ピアノ講師

【ピアノの探求】メンタル維持の参考までに〜言葉の力   

日々、精一杯生きています(笑)
今はただそうする。




以前書きましたが、音楽と言葉は私の頭の中で集中する場所が違うような。




今、とても音楽脳になっているので、文章を書くというブログはだんだん置き去りになりそうですが、朝の移動はなんだか言葉と相性がいいようです。





今日は朝から長期移動。
チャンスです笑






いい音楽を奏でる為にはメンタルの維持がとっても大事です。





昨年から始めた「ピアノを弾く体」の勉強。
関連して「呼吸」
これらは全て「メンタル」に繋がり。
(今はここに「脳のしくみ」にも興味が広がっています)





こうしたことは、もちろん自分が弾く時にも大事ですが、きっかけはやはり生徒さんです。






皆さんの気になること、悩みを聞いたり、察したりしていると、上記のような問題が起こっていて。





人に伝える為には、自分では漠然となんとなく実行していることを言語化したり、自分で実際試していることを「これをこうするとこうなった」という1つの例をお伝えしたり。





そうする為には、まずは自分が実行していることを振り返ったり、その方に分かりやすいような言葉を選んでお伝えする方法を考えます。




メンタルに関しては、色んな複数の意識する点があり、例えば体の使い方、重心の取り方、呼吸、楽譜の読み方、目線の運び方、楽譜の置く位置、はたまた、普段の生活(睡眠食事含め)などなど、細かい点を言ったら本当に多くのことが絡んでいて書ききれないのですが。





1つだけ。
「言葉の力」は大きいです。




ずっとご紹介したかったブログがあります。
私は昨年出会いました。
その日からほぼ毎日読んでいます。
(ここにあげたのは年末のものですが、常に意識したいことなので、いつでも読めるようマークしてあります)





必ず毎日更新していらっしゃるので、朝はこのブログを読んでから1日の行動を始めることが多いです。





毎日刺激を受けています。
自分の心を読まれているかのようにドンピシャに心の中心に響くこともあります。





スポーツ関係のメンタルトレーナーさんでいらっしゃるようで、スポーツ関係の記事が多いですが、そのままピアノにあてはまることがほとんどです。






「言葉の力」は大きいです。
もしよろしければご参考までに。





ちなみに今日はこちらでした。



いい日でありますように!!






by chikako-kokachi | 2018-01-14 07:48 | 音楽 その他

中高生の叫び   

年末年始に出会った中高生の叫びです。
心打たれたので、ご紹介。
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本音が叫べるなら蝉になりたい




きっと大人も同じ。
いくつになってもそうなのだろうか。






将来は普通に過ごす予定です






ふふふ。
普通って何だろうって思うこの頃。
がんばれ〜って応援したくなる。






あ〜意外と人間っていくつになっても変わらないのかもしれない





今日も一日中音楽。
おやすみなさい!



by chikako-kokachi | 2018-01-10 01:15 | その他

初合わせで特に意識している2つのこと   

本番が続くので、心が緊張しているのを感じます。





譜読み、弾きこみ。





並行していつものお仕事もあるので、余計に緊張。






先日も初合わせがありましたが。
初合わせに向かう時、自分は何を大事にしているのかを考えてみました。






その中で思ったことと、ピアノレッスンで思ったことがリンクしたので、書きとめておこうと思います。






新しい曲を読む時。






まずは全てをさらけ出す!





こんなことを心がけています。





やりたいと思うことを表現してみる





ピアノという楽器が喜びをもって歌えるよう「鳴らす」






この2点を意識しています。





いざ初合わせ。





上記2点を思い切りやる。





その中で、凸し過ぎている部分を、引き算したりしながら調整していきます。





そして一番いいところに調和していく。






まずは思いきりやってから、調整






始めから調整し過ぎた状態は、音楽を「箱に詰めた」状態になっているような感じがするので。







自然、空気の中に開放してあげてから、理想の形に、バランスに整えてあげる。







フォルテがでない人は、ピアノ(弱音)がつくれない






こんなことを聞いたことがあります。






まずは音楽に「命」をふきこんであげること。
最大限表現してみて、そこから引き算したり、組み合わせを変化させて調和させる。






何事も思いきりが大事。
やってみないと分からない!



そういえば、ピアノのレッスンに行く時も同じだったな、と思って。



まずは自分の音楽を精一杯表現。
出しきってから色んな意見を取り入れていく。




昔から思っていること、変わってないな。
でも、中身は少しづつでも熟されていますように。(祈)


by chikako-kokachi | 2017-12-09 07:05 | 音楽 ピアノ

将棋士 羽生さんの言葉   

羽生善治さんが史上初の永世7冠を達成されました、
私は将棋に詳しくないけれど、昔羽生さんの本を読んで感銘を受けました。
そして、将棋の世界も音楽の世界も似ているところがあるな、と思いました。
その時からかな、将棋はよく分からないけれど、羽生さんという人の隠れ(?)ファンです。





今回思わずブログに向かったのは、この言葉を残しておきたかったから。
永世7冠を達成された後、このようなことをおっしゃっていました。





最近の将棋界、「内容が変わってきた」




若くて研究熱心な棋士の棋譜を勉強しないといけない。伝統的な世界だが、盤上はテクノロジーの世界として日進月歩で進んでいる。常にそういう最先端を探求する気持ちでいる




かっこいい!!




ピアノの世界も、例えば、気になることを調べていくと、ネット場で熱心に研究されいるアマチュアの方々のブログに出会う。
本当に研究熱心で、プロに習うより(ピアノの先生に習うより)自分で勉強、研究を続けていた方が得ることがある、と思っている方が沢山いらっしゃる現実に、考えるものがあります。




本物の根本にあるもの、核であるべくことろはしっかり認識していないといけないけれど、羽生さんのように、時代とともに変化していくものに敏感になり「探求」を続けること、それはプロにおいて、最低限やるべくことだと思います。(自分への戒め)





さて、一夜明けて羽生さんは奥様に感謝の言葉を述べていらっしゃります。



対局に集中できるように細やかに気を使ってくれて、とても感謝しています。



素敵です。




なんだか、やっぱりどの分野も“人”に繋がるなって。
そう思います。




♪♪♪♪♪

先日、結婚4周年を迎えました。
年々感謝の気持ちが増えていき、この先10年後とか20年後にはどうなっていってしまうのだろう、、と思っていました。



お祝いのメールをくださった先輩奥様がおっしゃっていました。


2人で生きていくのに一番大事なのは「感謝の気持ちを表すこと」


羽生さんの奥様のように、私は旦那さまに細かな気配りができているかといったら、口をつぐむしかなくなってしまいますが。。


立派な奥さんは無理でも、いつだって何があっても一番の味方でありたいと思います。
そして先輩のおっしゃるように感謝の気持ちを伝えること、思うだけではダメなのですね。


今、とてつもなく家が荒れています。。
年末までこれは続きますが。。
ちょっぴり我慢していただいて。。苦笑
とりあえずは音楽に向かいます。
いっぱいのありがとうとともに。
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by chikako-kokachi | 2017-12-06 09:22 | 音楽 その他

先生の存在   

時差のせいか、夜は22時に眠くなり、朝は5時くらいに目が覚めます。
モスクワ、灰色の空、たまに雪がちらついています。
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暗い空が「らしい」です。




モスクワ音楽院付属中央音楽学校(ЦМШ)へ行きました。
約2年くらい通訳としてお世話になった先生のバイオリンレッスン。
久しぶりに先生お会いできて本当に嬉しかったです。



先生の存在について、今日は書いていこうと思います。



何度も書いていますが、その存在は大きなものです。
先生の持っている世界が、そのまま習っている方に染み込んでいく。
先生の芸術感が、勉強している生徒さんの世界感を広げてくれる。




ただ、コンサートと一緒で、教える方も教わる方も(演奏者も聴き手も)、どちらにもその空気や深さを「感じる心」がないと、伝わるものも伝わらなかったり、誤解されてしまったり、いろんな問題が起こってくる。




「感じる心」というは、技術的なことだけでなく、表に出ていることだけでなく、その内側に存在するもの、表には出てこない域にあるように思う。




この心の向きが似ている方向にあると、生徒さんへの「染み込み」「浸透値」が早く、深くなってくる気がします。




音楽の世界で教わることの一つに、もちろん【テクニック】があります。




これはピアノを習い始めた頃から、徐々に積み重ねられていくもの。
その子の成長を見ながら、その時に必要なことを考えて先生達は進めていく。
その過程がすごく大事だな、と通訳していて気がつきました。





素晴らしい指導者は経験から得た感性で、それを確実に積み重ねてくださる。
ただし、生徒さんもきちんとその先生と向き合い、音楽と向き合っている場合に限る。
双方のプラスが掛け算されていくように、いい方向に導かれているように思う。




(このテクニックには、ただ指が動くだけでなく、体の使い方(腕、背中、体幹、その他色々)も含まれると思います。)




この分野(?)に関しては、今の時代、科学の発展とともに、研究に研究が重ねられ、私たちはネットを調べれば、いろんな勉強をされている先生達の考えや、出版された本から、多くの知識を得ることができるし、セミナーに行って実際に体験したり、レッスンに行って実際にその専門の先生に習うこともできる。




今の時代、本当に自由になりました。




(ただし、情報が莫大なので、どの情報を信じて、どの情報を選択するかは、それを選ぶ方の責任であり、そこが怖いところだな、と思うのです。)




そしてもう一つ、【芸術性】




これは、ネットに情報がありますでしょうか。
著名な音楽家の演奏を動画で聴くことはできるかもしれないし、ドキュメンタリーなどの映像から学ぶこともできるかもしれないし、素晴らしいコンサートではそれを感じることができるかもしれませんが。




この【芸術性】においては、言葉で説明できず、その先生の演奏を常に側で触れ、耳で感じ、体で感じ、それを自分で試行錯誤しながらああでもない、こうでもない、と時間をかけて考え、悩み、もちろんレッスン以外の全てのものからも影響を受けながら、少しずつ習得していくしか方法がないように思います。





こうやって体を使ったら再現できる。
とか。
こうやって楽譜を読んでその音を弾いたら完成。
とか。




そういう単純なことでなく。
まさに、人が人に繋いでいく。
効率よく時間をかけずに習得する、という今この時代に支持されている世の中の常識ではなく、時に遠回りをしながら、時間を使って悩んだり、時間をかけて自分の中に落とし込んでいくことが必要な気がします。




先生の【芸術】に触れ、感性を磨く。




そのためには「効率」とか、今すぐの「結果」とか、そういう考えはナンセンスなのではないかな、と思います。




人と人が向き合うこと、己と向き合うことでしか、繋いでいけない感性、芸術性。




今回の滞在で、お世話になった先生のレッスンを見ていて、今までもそう思っていたけれど、さらにその気持ちを強くしました。
実際にあのようなレッスンをできる先生って世界にどのくらいいらっしゃるのだろう。
時間が刻まれるような音楽でなく、時間に溶け込んでいくような音楽をレッスンで模範演奏してくれる先生ってどのくらいいらっしゃるのだろう。




【テクニック】を教えてくださる先生は沢山いらっしゃるかもしれないけれど、【芸術性】は、どうしたらもっともっと学んでいけるのだろう。
そんなことを考えているのも、素晴らしく心打たれるレッスンに触れたからでしょう。




先生の存在




一度じっくり考えてみると色んな糸がつながっていくかもしれません。




最後に、今回のレッスンで心に響いた言葉を2つ。
そう。
素晴らしい先生は、なぜか心にズシンと残る名言をレッスン中いくつかおっしゃいます。
その言葉が響くかどうかは、習っている人の心の状態にも左右されるのかもしれませんが。
もしくは、誰かには響いて、誰かには響かないかもしれませんが。





Медленно но нужно доведение.
ゆっくりでも、動きをもって


もう本当にその通り。
ゆっくりだからこそ難しいけれど。
そうおっしゃって実演してくださる。
それを聴いただけで、その言葉の意味、価値が何倍にも膨れ上がります。




На сомом деле не кто не понимает что-такое 'музыка'
「音楽」とは何なのか、結局のところ誰にも理解できないものなのだろう。


深いですよね。。
先生のバイオリン、生きてるんです、音楽が。

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by chikako-kokachi | 2017-11-23 16:06 | ロシア語通訳

嬉しかったこと   

先日、昔ピアノをご一緒していた子が、ピアノを再開しました。







以前、お教室で教えていた子だったのですが、私はそのお教室を辞め、その子はピアノを続けていました。
ある時期に、お勉強の為にピアノを中断。







たまたまご縁あってご連絡いただき、ご一緒できることに。
嬉しい再会です!








とても嬉しくて。







久しぶりにお会いした彼女。
大きくなって^^
しっかり返事をして、集中した目で、1時間、あっという間に過ごしました。






いろんな都合で毎週というわけにもいきません。
でも大丈夫だと思うのです。
あの目であれば大丈夫。







受験でピアノを全くやめてしまう方も少なくないと思います。
多くのピアノの先生は、その子の将来を応援して送り出してくださっていると思います。







ただ、ちょっぴり思うのです。
それは受験がきっかけになっただけで、もしかしたら、ピアノを辞めるちょうどいい理由、区切りになっただけのことなのかもしれない、と。






これまたその通りで。
何事も辞めるきっかけって難しく、なかなかそのタイミングを計りかねる時ってありますよね。





ピアノ、もちろん習い事全般においても、そのいいきっかけが受験だったりするのかな、と思います。







ただ、受験、勉強シーズンが終わると、こうして戻って来る子もいるのですね。







ピアノが好きだから、音楽が生活の一部になりつつあるのか!!






ピアノを続けることがいいこと。
そんなこと、決して断定できません。
ピアノ以上に夢中になれるものがあれば、そこに時間を費やすのは当たり前のこだし、学校の勉強に集中したいのなら、それも本当普通のことですし、部活に熱中したいのであれば、それはそれでとても素晴らしいことと思うのです。





また、ピアノを習いに戻らなくとも、自分でお家で弾いてみたり、歌を歌ってみたり、学校の音楽の授業を楽しんでみたり!!
何もピアノのために絶対時間を使わないといけない、なんて決まりはないのです。







ただ、私が嬉しいと思ったのは、時間が限られている中、またピアノを再開してくれたこと。
これはピアノが好きじゃないとできないことだよなーと思うのです。







で、そんなピアノが好きな子と一緒に音楽の時間を共に過ごせることが嬉しい。
究極そこです。







多分多くのピアノの先生がそうだと思います。
うまい下手が一番でなく、ピアノが好きな子、方とご一緒できる時間が、同じようにピアノ大好きな先生たちにとって、とてもとても幸せな時間、充実の時間なのです。







もちろん、来てくれているからには、その子のペースで、よりいい音楽を感じてもらえるように導いていきたいとも思いますし、好きだからといって楽しいだけでないかもしれないし、実際、生徒さんたちの時間のやりくりも大変だと思います。






ただ、理想妄想全開の戯言かもしれませんが、





生活の中に音楽が生きている、そばにある、そんな時間が、そのこと自体が「普通」になっていったら嬉しいな、と思います。
もちろん、自分のペースで。
多分、その子の将来のどこかで、ピアノや音楽に救われる瞬間があるように思うからです。







そこで、自分だけで続けるのが大変であれば、先生を利用するまでです。笑
きっと喜んで先生は助けてくれると思います。
月1回でも2回でも。
少なくとも、レッスンの時間はピアノの時間になりますので。






最近、別のルートで、昔ピアノをご一緒していた子が、バイオリンを始めたことも知りました。
とても嬉しく^^






あの子は元気だろうか、あの子はどうしているのだろう。
そう先生は想いを馳せています。
もしこれを見た方がいらっしゃいましたら、近況、教えてくださいね笑





嬉しい再会。
ピアノを習っている全ての皆さんを心から応援しています。





最後につぶやき。
ピアノの先生って親とも学校の先生とも違う。
でも、もしかしたら一生の付き合いになる確率もある、なんとも不思議な存在だと思うのです。笑
習い事の一つではあるけれど、その先生との出会いで、何かが変わってくることもあるのでは、と思うこの頃です。
実際自分もそうだったので^^


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by chikako-kokachi | 2017-10-23 23:33 | ピアノ講師

【本】望郷のマズルカ 激動の中国現代史を生きたピアニスト フー・ツォン   

以前ご紹介した本と一緒に教えていただいた本です。





以前の記事はこちらです♪





望郷のマズルカ―激動の中国現代史を生きたピアニストフー・ツォン


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フー・ツォンは第5回ションパン国際ピアノコンクール1955年で4位に入賞している。
(2位はソ連のウラジーミル・アシュケナージ)






本の内容は副題の通りです。
文化革命時代に生きた中国ピアニストの人生が語られています。




特にその軸となっているのが、フー・ツォンさんのお父様フー・レイさんの手紙が、ポーランドに旅立つ為に北京に滞在していたフー・ツォンさんに宛てて書き始められた手紙をまとめたもの






「傅雷家書」傅雷(フー・レイ)著、弟の傅敏(フー・ミン)編集 2003年中国にて出版






であり、そこには





子どもの頃厳しく折檻したことを詫びる手紙に始まり、フー・ツォンの幼い頃の思い出を懐かしんだり、ショパンやモーツァルトについてフランス語や英語の文献を翻訳して送ったり、息子への細やかな愛情と配慮が溢れている





と著者がお書きになっています。






※父フー・レイさんは文学者、翻訳家、弟フー・ミンさんは教育者







「傅雷家書」からの引用がたくさんあるのですが、それを読み繋げると、その人生、人の心の動きがジワジワ近づいてきて、この家族を、この父と子の関係を身近に感じてしまい、感情が昂りました。







ご両親は結果的にとても残念な最後を迎えます。
時代、政治、こういう大きなものに人の人生は振り回されてしまう。
個の力ではどうしようもないことを目の当たりにしたかのようです。







でも、この「傅雷家書」を読む限り、この本を読む限り、時代や政治の大きな流れに身をまかせるのではなく、しょうがないと諦めるだけでなく、人の心の芯の部分で、プライドというか、自分の生き方に誇りを持って、信じるものを疑わず、ぶれずに生きていた人もいた。そんなことも強く感じました。







子育て論
教育論
生き方
道徳
哲学、思想
社会との繋がり
歴史
時代






深く考えさせられました。



♪♪♪♪♪♪♪♪



あと2つ。





まずピアノ教育に関して





この本ではフー・ツォンと同じ時代に生きたピアニスト、ピアノ教授が何人か登場します。
それぞれの方の生き方が紹介させていて、中国ピアノ史の師弟関係が分かる流れになっています。






その中で見えてくるキーワードが「ロシア」です






まずは上海。







中国最初の音楽学校、国立音楽院(上海)が1927年に始まり、1929年にはロシア人ピアニストボリス・ザハロフ(ペテリブルグ音楽院にて、プロコフィエフなど同期生。ペテルブルク音楽院にて教鞭をとる)がピアノ科主任に任命されます。






ロシア人、登場。






このザハロフのお弟子さんにリー・ツェイチェン





リー・ツェイチェンは後に上海音楽学院ピアノ科主任教授に就任。
(その運命の最後。読んでいて辛かったです)





リー・ツェイチェンのお弟子さんに
シェン・イーチーチュウ・カーフェン
(チュウ・カーフェンはランランの先生)






そして北京。
フー・ツォンと同じくイタリア人マリオ・パーチに師事していたことのある、チョウ・グォアンレンが北京中央音楽院名誉教授。






彼女がハンガリーに滞在した時、演奏を聴いていたピアニストに声をかけられたそうです。
「あなたの奏法には少しだけ問題があります。脱力ができていません。少しだけ教えてあげましょうか?」




そのピアニストはヨゼフ・ガート
ピアノ奏法についての一冊の本を書いていて、ピアノを弾くときに筋肉をどう使ったらよいか、どうしたら脱力できるかを研究している人で腕の重みを自然に使って合理的に美しい音色を生み出す重力奏法を私に教えてくれました。






※絶版ですがこの本の日本語版もあります。
「ピアノ演奏のテクニック」音楽之友社 現在絶版






さらに彼女に影響を与えたのは1950年代に北京の中央音楽院に派遣されたソ連のピアニスト アラム・タトゥリャンタチアナ・クラフチェンコ






北京でもソ連(ロシア)





上海でも北京でも、その後ランランをはじめとして、多くの若いピアニストが活躍する時代となってきました。






ここで、フー・ツォンの話に戻ります。






彼のピアノとの出会いは父フー・レイの親友レイ・ユアン
ユアンさんがピアノの手ほどきを受ける。
そして2人目のピアノ教師リー・ホェイファンに師事。
彼女は、ロシア革命の影響で上海に流れてきたロシア人ピアニストに教育を受けたそうです。





ここでもロシア。





フー・ツォンは


先生はとても自然に私の音楽を受け入れ、伸ばしてくれた


と述べています。







そして3人目はイタリア人指揮者、ピアニスト マリオ・パーチ





彼はとても厳しく、手の甲に銀貨を置いて、手が平衡に保ち、銅貨を絶対落とさないように弾いていた。
怒られるのが怖くて、カチコチに緊張し、手がこわばるくらい硬くなっていた。
この悪い習慣が今でもまだ抜けない。




同じ門下だった上記にご紹介したチョウ・グォアンレンも




ハイフィンガーを徹底的に仕込まれた




と書いてありました。






ただ、フー・ツォンは




装飾音を弾く時、またスカルラッティ、モーツァルトモーツァルト、バッハなどの演奏の基礎をしっかり築くことができたと思っている。


とインタビューで述べています。






パーチの死後、5年間は独学。
そして17歳の時に、ソ連国籍のブロンスタイン夫人に1年間師事。
その後また独学に戻り、ショパンコンクールへの参加というチャンスを掴み、ショパンコンクール前の6ヶ月、ポーランドにてジェヴィエツキ教授に師事する。






中国のピアノ音楽史に「ロシア」は欠かせない。






そして著者がおっしゃっています。








前略

導入期の指導、テクニックを習得する時期の指導は難しい。日本でも、ハイフィンガー奏法と重力奏法について、未だにしばしば議論されてる。テクニックや脱力について今日さまざまな奏法の書物が出版され、解説されているが、やはりわかるようでわからないことも多い。これが絶対というメソッドはないというのが本当のところなのではないだろうか。

中略

「どんな弾き方でも、そこから生まれる音楽が良ければいいのだ」というフー・ツォンの言葉は至言である。結局そういうことなのだが、表現したいことを表現できる指を作るのは、何と難しいことか。








まさに。
今私自身も、問題と思っていることです。
(これについては長くなるので、また今度。)





♪♪♪♪♪♪♪♪

もう一つ思ったこと。




それは著者 森岡葉さんの文章です。





とっても読みやすい。
すっと身体に溶け込んでくる。
読みながら、そういえば、この方どこかで知っている。。。
そう思いました。




しばらく本棚を見て、解決!





こちらの本の訳をされている方でした!





このシリーズを読んでいる時にも思ったのです。
内容はとてもずっしりしていて、本も分厚いけれど、いつもだったら難しくて諦めてしまいそうになるけれど、なぜか、言葉、文章が身体に入っていく・・・と。




音楽と同じで、自分の体に入りやすい文章ってあるのだな、と実感しました。




ですので、難しい本はちょっと。。。
という方も、もしよろしかったらトライして見てください。
内容はとても濃いですが、文体は体に入っていきます。
森岡さんの文章、一度触れていただけるとその感覚を分かっていただけると思います。






♪♪♪♪♪♪♪♪

ふう、いつも長いです苦笑
やっと結びです。



この言葉がぐっときました。
父が息子のポーランドへの旅立ちの際に送った言葉。



最初に人であれ。第二に芸術家であれ、第三に音楽家であれ。最後にピアニストであれ




うちの父が私に



音楽バカにだけにはなるな



とずっと言っている言葉に通じるものがあり。
親の一言、親の哲学というのは、子供に受け継がれるものなのかもしれません。
そしてそれは師弟関係でも言えることなのかな、と。





素晴らしい本に出会えました。
ありがとうございました!!
ご報告遅くなり、ごめんなさい。。














by chikako-kokachi | 2017-10-21 22:34 | 本、映画、絵