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ロシアメソッドについて恩師との会話、今後の日本のピアノ界   

ロシアメソッドについて、以前こんな記事を書きました







とてもアバウトです。
こんな表現力しかない自分にがっかりですが。苦笑




モスクワ留学を経て、モスクワで色んなコンサートを聴いて、モスクワでレッスンを拝聴して、通訳として何人かの先生とご一緒して、今回ロシアに来て思うのは、ロシアだって「色々だ」ということ。





昨日、モスクワ時代に師事していたウラジーミル・トロップ先生とお会いでき、お話できました。
会話の中で、ロシアメソッドの話が出ました。
以前、通訳したレベデフ先生も、同じことをおっしゃっていました。





ロシアと日本の違い(他の国もそうかもしれませんが)の大きなところは、




小さな頃から、ピアノを習う、音楽を学ぶということにおけるシステム、カリキュラムがしっかりしている




ということでした。




日本には、国レベルで、そういうシステムがないですよね、ということです。
まずは個人レベルでも、そのシステムを日本に作ることはできないのだろうか?




私が知らないだけで、個々にそういうことを研究され、個人的にメソッドを確立されている先生は何人もいらっしゃるのかもしれません。
でも、もっと大きな組織でそれを可能にすることは困難なのだろうか。。
と思ったり。




そしてロシアの音楽事情も色々と変化をしているようです。
であれば、ロシアの黄金期(?)を肌で感じていらっしゃる世代の先生方の存在はとても貴重で、その芸術性をなんとか繋いでいくことはできないだろうか、と思うわけです。




トロップ先生はおっしゃいました。




イグムノフも、ネイガウスも、グリンベルクも、皆、一流の音楽であり、素晴らしい指導者でもあったと。



まさに、先生もそうです。
コンサート活動を続けながら、多くの学生さんを育てていらっしゃいます。
演奏活動と教授活動、どちらも大切に活動されている。
それがどれだけ大変なことか。
そんな方々が代々ロシアのメソッドを繋いでいったのだと思うのです。




今、日本のピアノ界は随分変化してきています。
色んな先生がそれぞれに研究され、それをネットで発信して、私が昔習っていた頃とは時代が変化しています。




50年後、日本のピアノ界はどうなってるのでしょうか?
色んな常識が覆され、新たな教材が生まれ、新たな指導法が編み出され、多分、さらに多くの変化を遂げてくると思います。





人が生きているということは、より良い方向を目指して研究を重ね、進化していきたいと望むこと。
そうであることは当然の人の特性かと思いますが。




決してメソット対立でなく、一番大事なのは「音楽」であること。
そして人が人に繋いでいくこと。





そんなことを考えました。




エレーナ先生のお墓まいりにも無事行けました。
先生の音楽をなんとか、繋いでいきたい。
何をすべきなのか、しっかり考える時間を大切にしていきたいです。
情報に左右されず、自分の目で見て、肌で感じて、実際に触れることを大事にしたいです。
先生、ちょっぴりで大丈夫ですので見守っていてください。

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今の自分にとってモスクワは、頭の中を整頓するのに、とても貴重な場所になっています。






by chikako-kokachi | 2017-11-24 14:10 | ロシアメソッド

お別れ   

2017年9月1日、恩師であるエレーナ・アシュケナージ先生がモスクワにて旅立たれました。
第一報を頂いたのは移動の車中。
ショックが過ぎて、何がなんだか。
頭が混乱しました。




それからの1週間。
仕事以外の時間は、動きたくても動けない、やることをやらなきゃと思っても、体と心がついていかない日々でした。
ピアノを弾けば先生との日々が思い出され、FBでは多くの悲しみの追悼。
ただひたすら本を読んだり、料理したり、そうでもして他のことに集中していないと心がはちきれそうでした。




こんなでは先生が悲しむから、頑張らないと、と思えば思うほど心は焦り。
無気力な自分を責めました。



やっと少し落ち着いてきました。
先生との時間は、とても一つのブログに書ききれません。
ただただ先生への感謝を。
ゆっくりお休みくださいの気持ちを伝えられたらと思います。
個人的な文章になってしまいそうです。
すみません。





エレーナ先生はモスクワのモスクワ音楽院付属中央音楽学校(今、奥井紫麻ちゃんも通っているЦМШ)などで25年間も教授活動を続けながら演奏活動をされていました。




日本の武蔵野音楽大学の客員教授として来日されたのは1995年。
(ご主人である、バイオリンのフェイギン先生とご一緒に)
2016年12月にモスクワにお帰りなるまで20年以上も日本でご指導されていたわけです。
現在、先生の多くの生徒さん達がピアニストとして活躍されています。




また、日本音楽コンクールなどの審査員も務め、日本のピアノ界に多大な影響を与えてくださいました。
そしてご自身も演奏活動を続けられ、旦那さま、フェイギン先生とのデュオ。またコッホ幸子先生とのピアノデュオのコンサート。いずれも、私の心にはその時の感動が今でも蘇ってきます。





私は大学3年生から大学院の4年間、師事していました。
そしてその後モスクワ留学後も、たまに帰国してレッスンを見ていただいたり、遊びに伺ったり。
モスクワから帰ってきた後は、約7年間。
紫麻ちゃんの通訳としてほぼ毎週先生のレッスンを拝見していました。
ということは、先生と出会って約17年くらい?
ちゃんと数えたことがなかったのでびっくりです。




大学時代、以前ブログにも書きましたが(こちらです)本当に厳しかったです。
でも、ものすごい充実した深い時間でした。
レッスンの前日は胃が痛かった。
苦しかったのは、多分、あんなに一生懸命に熱心に、あんなに本気に向き合ってくださる先生の要求を、すぐ理解して音楽にできなかった自分への不甲斐なさです。練習してもしてもダメで、もうどうしていいか分からなかった。そんな手のかかる生徒を見捨てず、諦めずに、厳しさの後ろにある多くの愛情を持って接してくださいました。(そしてそんな不出来な私をフェイギン先生はいつもフォローしてくれました)




あのレッスン室での先生との時間は先生の生き様そのものだった、と今思います。




モスクワ留学時代前、本当にロシアに住めるのか、モスクワに旅行に行きました。
その自由時間を使って、エレーナ先生のお宅に遊びに行きました。
4月はじめ、その年はまだ雪があって寒かった。
ノーブイアルバート通りで待ち合わせした先生の姿は、日本でお会いしている時よりリラックスしていて、さらにキュートで。
先生と友人とモスクワの街を歩いて、ここだったら生活していける。
そう思いました。




そしてモスクワ留学直前。
テロが続いていました。
両親やいろんな方が心配してくださり、自分自身も本当に今行くべきなのか、大丈夫なのだろうか、不安になり、多分出発の前日(か前々日)に、エレーナ先生にお電話しました。(記憶が間違っていなければ、不安過ぎて、泣きながら)
その時先生は「どこにいたって同じよ。何かある時はあるし、特別モスクワが怖い場所であるわけじゃない」そうきっぱりおっしゃってくださいました。



その言葉で腹が決まりました。



留学後は先ほど書いた通り、本当にたまにレッスンしていただきました。
怖かったです、昔を思い出して。
でもとても嬉しい言葉をいただきました。
「chikako、変わったね。頑張っているんだね」と。




そして昨年までの約7年。
7歳の小学生紫麻ちゃんと、エレーナ先生との出会いから、ご一緒させていただきました。
毎週のレッスンは今までの多くのブログに書いてきた通りです。
先生の素晴らしい導き、そしてそれを誠実に受け入れ、自分の音楽を築きあげていく紫麻ちゃんとの間に生まれた時間を横で見ていて、「あー先生と紫麻ちゃんは出会うべくして出会ったお二人だ」そう強く思いました。




紫麻ちゃんが小さな頃は、私に向けても、アドバイスをくださいました。
こうしたシチュエーションの場合、どう子供さんを導くか、ということです。
7年間、レッスンそのものが全て全て学びでした。
どうして私なんかが同じ空間にいることができたのか、不思議なくらい宝物の時間でした。
そして、大学時代と同じく、先生のピアノ、音楽に毎週触れることができたのが最高に勉強になりました。




昨日夜、先生&紫麻ちゃんのレッスンの時に書き留めていたメモ帳を集めました。




今後、これをまとめていこうと思います。
先生のメソッドがいっぱい詰まっている大事なメモです。




こうして17年(?)もの間、先生とご一緒できたこと。
その時間を次の世代に繫いでいく為に何ができるか。
もう一度、自分自身の生き方を見直さないといけません。




大事な大事なメモをまとめながら、じっくり向き合おうと思います。




先生が旅立たれた日、まだその悲しいお知らせを知らずに、久しぶりにスクリャービンを弾きまくっていました。
そして、またソロのレッスンに通わないとな、と思っていた矢先でした。
先生が背中を押してくれたのかもしれません。




そしてロシア語。
週2回、オンラインでロシア語を習っています。
しっかり続けて、例えば先生がFBに残してくださってるロシア語の素晴らしい記事を訳したりしながら、将来的に何かに繋がっていけるよう、コツコツ継続していきます。





♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪




大好きなエレーナ先生へ



多くの大切なことを教えていただき、本当にありがとうございました。
決して出来のいい生徒でなかったのに、あんなに熱心に、諦めずに一緒にいてくれてありがとうございました。

この前の3月にモスクワでお会いした時、
「ただなんとなくモスクワ来たの?」
と聞かれて
「そうです」
と言いましたが。
本当は先生にとても会いたかったからです。
留学から帰って8年近く、モスクワ行きたい行きたいと口だけだった私が、モスクワ行きを決めたのは、ただただ先生に会いたかったからです。
先生のおかげでモスクワに行くことができました。
これからは頻繁に伺おうと思います。
あの時、薄着だった私にたくさんの暖かな着るものを貸してくださりありがとうございました。
心も温まりました。

そしてあの時、ご飯を食べながら先生は笑いながらこうおっしゃってくれましたね。
「チカコはもうロシア人だからね」
何故かとても嬉しかったです。

そしていつでもモスクワで待っているから、と言ってくれたのを覚えていますか。
言葉通り、待っていてください。
どうぞ紫麻ちゃんのこともいつまでも見守っていてください。
そしてもちろんフェイギン先生のことも。

本当に本当にありがとうございました。
チャーミングで、聡明で、厳しくもとってもあったかい先生が大好きです。
あのキラキラなピアノの響き、重厚な低音の鳴り、息の長い歌うような旋律、とても繊細な和声感、生き生きとしたリズム、メランコリックな音色、芸術的な間、空間、それ以外にも沢山。先生のピアノが、音楽が大好きです。


もう少しだけ悲しみが和らいだら、また頑張ります。
先生、ゆっくりお休みください。
でも、いつも側にいてください。
近く、モスクワに行けたらと思います。
большое спасибо.

chikako










by chikako-kokachi | 2017-09-14 07:27 | ロシアメソッド

ロシア音楽番組「まきことちかこの秘密のロシア♪」←♡   

この度、モスクワ留学時代からの友人ピアニスト、工藤真希子さんと、新しい「音楽番組」を立ち上げることになりました。



まきことちかこのヒミツのロシア♪

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ふざけていません笑
真面目です。



工藤真希子さんは、ピアニストであり、桐朋音楽大学にて「ロシア音楽史」の講師をされています。
いつかまきちゃん(こう呼ばせていただきます!)の講義にもぐりこみたい、と思っていましたが、学校ですし。。しかも月曜日の0830からなのです、授業が!



まきちゃんと音楽の話をすると、会話の中から滲みでてくるまきちゃんの「ロシア音楽愛」がぐいぐい心に近づいてきます。その話がとても楽しく、もっともっとその「音楽愛」を感じたいと思いました。




まきちゃんの講義が聞きたい!!








私の願望は様々な話合いを経て、この度実現することとなりました!!



♪♪♪♪♪


この企画の紹介文です。




ロシアに留学していたピアニスト2人がお送りする「音楽番組」
お話をメインとし、楽曲にまつわるヒミツから
2人のロシアに馳せる想いまで、赤裸々にぶっちゃける一夜

パネリストとして桐朋学園大学でロシア音楽史を教えている工藤真希子
番組ナビゲーターは村田智佳子
そして同じくモスクワに留学していた
メゾソプラノの山本彩子さんをゲストに迎え
レクチャー&トーク&ミニミニコンサートをお届け致します!



♪♪♪♪♪

新しい試みなので、どうなっていくのかドキドキですが、トークを中心に、DVDなどを観ながら、同じくモスクワに留学していたメゾソプラノ歌手 山本彩子さんをお迎えしちょっぴり生演奏もありつつ、そして休憩時間にはロシアの軽食をお試しいただきながら!盛りだくさんですが笑。全体の雰囲気を楽しんでいただけたらと思います!




この音楽番組のできた経緯を工藤さんがまとめてくださっています。



お隣の国でありながら、ほとんどの人が人生で一度も行かないロシア。
寒いとか怖いとかそういうイメージしか持たれていないロシア。
確かに寒くて怖い一面もあるのですが笑

私たちの住んでいたロシアはもっともっと奥深く、温かく、色彩豊かで、興味の尽きない国でもあります。
そんなロシアを皆様にも知っていただきたいと思い、音楽番組を作ってみることになりました。
音楽講座というよりはもう少し気楽な気持ちで聴いていただけるように「音楽番組」と名付けましたが、内容はかなーりディープなものになりそうです!



二人で話し合いをしていてでてきた大事なポイントは



細くとも、長く継続していくこと!!



です。



1回で終わりにならないようにする為、今年度は全3回の企画を考えました。





第1回(6月23日) チャイコフスキーのオペラ《エフゲニー・オネーギン》〜オネーギンは本当にイヤな奴だったのか?


第2回(秋頃) ラフマニノフの歌曲〜ラフマニノフは本当にピアノを好きだったのか?


第3回( 2月頃) チャイコフスキー《四季》〜チャイコフスキーは本当にロシアがお好き?





第1回はオペラ《エフゲニー・オネーギン》
オペラを知らない方にも分かるようにまきこ先生が説明してくださいます。
知っている方にはさらに奥深い部分に踏み込めるように頑張ります、とまきこ先生はおっしゃっています。笑
皆様にも、ぜひ私たちの会話に参加していただいて、一緒により親密な会(?)をつくっていけたらと思います。



上記のように、今年はロシアの比較的有名な作品を取り上げながら、私たちのロシアの思い出などを交えてお届けする予定ですが、今後将来的には、もっとマニアックな作曲家の話だったり、いずれはロシア人の先生たちにインタビューしたりとか、ロシア語のピアノレッスンやドキュメンタリーの動画の訳とか、そういうこともしていきたいなと思っております。




長年思っていたことです。
こうして徐々に形になっていくのが嬉しいです。
反面、初めてづくしでちょっぴり不安なこともありますが!



大好きなロシアの音楽に関することで、次の世代に繋いでいけることがあったら、という想いで新たな扉を開いていこうと思います!心の奥までさらけ出すことのできる友人とこうした企画を進めていくことができるのも、最高に幸せなことだな、と思っています。


長くなり申し訳ございません。


もしお時間ございましたら遊びにいらしてくださいませ^^
応援していただけたら心強いです。
まきこ先生共々、お待ちしております!!


お問い合わせはこちらまでどうぞ


Krugmuzyki@gmail.com
または
chikako_mur@hotmail.com


また、今後取り組んで欲しい楽曲、その他、何かご意見ございましたら上記までご連絡ください♪


♪♪♪♪♪♪


2017年6月23日(金)
まきことちかこのヒミツのロシア♪
第1回 チャイコフスキーのオペラ《エフゲニー・オネーギン》〜オネーギンは本当にイヤな奴だったのか?

1830 Open/ 1900 Start
@六本木シンフォニーサロン

【チケット】2500円(ロシアの軽食、ドリンク付)
【主催】Krug Muzyki (クルッグ ムズィキ)
【お問い合わせ】Krugmuzyki@gmail.com

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♪♪♪♪♪♪

おまけ

2009年 in モスクワの2人です。
ビール片手に笑
あーー懐かしい
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by chikako-kokachi | 2017-06-01 08:33 | ロシアメソッド

モスクワへ行ってきました   

はるのピアノコンサートが終わり、その週末に1つ大事な本番を終え、モスクワへ行ってきました。
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3泊5日の強行突破でしたが、とても充実した濃い時間を過ごすことができました。



8(9?)年ぶりのモスクワは驚くほど綺麗になっていました。
街には横断歩道が。。
車の駐車場が。。
地下鉄のお店はほとんど撤去され、懐かしのブリヌイ(クレープ)やカルトーシュカ(じゃがいも)のお店も姿を消しました。
ホテルのオーナーさん曰く、この数年で急ピッチに街が変わっているそうで、メトロも増え、街も綺麗になり過ごしやすくなったと。




コンサートに行きたい→実行
2夜連続コンサート。
チャイコフスキーコンクールで優勝したマスレーエフさんのモーツァルト。

(留学していた時、寮や学校でよく会いました笑)
そしてテミルカーノフさん指揮のシベリウス交響曲2番。
どちらも会場は満席。



なぜでしょうか。。。



なぜロシアの弦はあんなに鳴るのでしょうか。。。
会場の違いですか?
聴いている側の心理状態でしょうか?
ホール中が音に満たされ、体全体で弦の響きを感じます。
心に直接きます。
目に見えない音楽の「命」を感じる演奏。
言葉にできないです、あの弦の鳴りは。
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そして紫麻ちゃんのレッスンにもお邪魔してきました。
久しぶりに大好きな先生にお会いできました。
それだけで充分ロシアに行ったかいがあります。
私の体にはあのレッスンの空気が、先生のあの音楽が、紫麻ちゃんのあのピアノに向かう純粋な姿が必要不可欠です。モスクワの地で、益々活躍している紫麻ちゃんの情報はまた近日中に更新します。





トレチャコフ美術館に行きたい→実行
初めて行った時はなんとなく「暗いな」という印象だったのですが、すっかり好きな美術館の1つとなりました。イコンの部屋は少し背中がぞくぞくするような気配さえしますが、ロシアに来たな、という感じが一気にします。




館内は子供達で溢れていました。
丁度春休みだったようです。
先生(なのかな?)が絵の説明をしているのをこっそり盗み聞き(笑)




日本の美術館は小学生で溢れていることがあるでしょうか?
学校の授業で絵を見にいけるようになったらな、と思いますが!
そのあたりも生活に文化がどれだけ浸透しているかの違いなのかもしれません。
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そしてもう一つのミッション。
楽譜屋さん→実行
大量の楽譜を仕入れてきました。
こどもさんの為の教材、そしてコンサートで使えそうなソロ、連弾、2台ピアノの譜面。




何時間いたかしら。。
そして楽譜重たいです!(苦笑)
まだ全て見きれなかったので、次回はソルフェージュ関係の教材を中心に調査(?)してきたいと思っています。





なぜか惹かれるロシア。
その空気を体が欲する。
そして間違いなく、私はあの言語と音楽に魅力を感じています。
説明のつくものではない。




あの地で聴く、会場中に充満する「弦」の鳴りを目指したい。
あの空間に響き渡る「美」を模索し続けたいと思います。





さて、、




このタイミングでサンクトペテルブルグの悲しいニュース。
「世界中どこにいても危ない、ロシアだけではない」
そうロシア人の恩師はおっしゃいます。
その通りではありますが。。
なんともやりきれません。
犠牲者の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。。






モスクワで色々と考えてきました。
次のステップに進む為に自分がすべきこと。




時間には限りがあります。
だからやるべきことも自分で選択していかないといけない。
何に時間をかけて、何を持って幸せというのか。
人の為にもなり、自分も楽しめることは何なのか。
誰と時間を共に過ごしたいのか。
時が経てば、大事なものも変わるかもしれない。
時間の使い方は人生そのものです。




ただ突っ走るだけが人生でなく。
本当に自分が向かいたい音楽の為に今すべきことは何なのか。




ロシアに行くことの背中を押してくれたのは旦那さんです。
感謝しかありません。
心の内を読まれているように思います笑
大事な人の為にも、自分が生き生きしていられますよう。





学びは続きます。

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そして懐かしの寮

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by chikako-kokachi | 2017-04-04 08:19 | ロシアメソッド

ロシアな2月〜明日からの浜松アカデミーのご紹介を兼ねて   

2月は“ロシア”が続いていました。


毎週の通訳では、バイオリンの生徒さん達のレッスンから多くを感じ、その先生の導きと生徒さんの成長を目の当たりにして反省したり感嘆したり。



ある日は東京音楽大学へ。



ヴィルサラーゼ先生のミニコンサートを聴いてきました。(コンサート後にはマスタークラスがあったのですが、こちらは次のお仕事に向かう為、途中で退席)
なんと無料ですよ!(整理券が事前に必要でしたが)



素晴らしかったです。
特にシューマン。
あのリズム。
あの何層にも渡る響きのグラデーション。
細かいことはすっかり忘れて、純粋に音楽を楽しみました。
体の内側から湧き出てくるような切れのいいリズム。
あの首の動きが忘れられないです。
センスが。
フレーズのイントネーションが。
音楽が「生きて」いるのです。




ある日は東京藝術大学へ。



一柳富美子先生の授業、声楽演習2016年度後期の発表会「ロシア歌曲オペラの夕べ」を聴きに。
プログラムはオールロシア。
前半は歌曲、後半はオペラ。
先生の解説付きでコンサートが進みます。
日本初演であろうと説明されていた曲もあり、ロシア語の響きを満喫した時間でした。
私はロシア語の響きが好きなのです。




さて、ロシア。




明日3月3日から12日にかけて、第21回浜松国際ピアノアカデミーが開催されます。
こちらのアカデミーに私がロシアで師事していたウラジーミル・トロップ先生がいらっしゃいます。
また、現在はイタリアで教鞭をとっていらっしゃるボリス・ペトルシャンスキー先生もいらっしゃいます。




明日のオープニングコンサートでは先生方もお弾きになります。
♪「子どもの為の無料公開レッスン」
♪「ピアニストの為の公開講座」は、ピアニスト河村尚子さんや、「ピアニストの脳を科学する~超絶技巧のメカニズム」著者である古屋晋一(音楽演奏科学者)さんが担当されるそうです。
♪24名のアカデミー受講者のコンクールもあります。



それぞれのスケジュールは→こちらにあります。



トロップ先生との出会いは奇跡でした。
大学院の修士試験の演奏曲目のCDを探しに銀座のヤマハに向かいました。
(普段ほとんどクラシックのCDは買いません)
スクリャービン「24のプレリュードOp.11」
全曲入っているCDは2枚しかありませんでした。
なんとなく気になる方を手にとり、購入。
家で聴きました。


初めてCDを聴いて泣きました。
自分でもびっくりしましました。


その感動を翌日ちょうどエレーナ先生のレッスンがあったので、すぐにお伝えしました。CDのジャケットをお見せしながら。そうしたら先生がこうおっしゃいました。


「この方は私の友達よ。今日本に来ているからレッスンしてもらったら?」


と。


アレよコレよという間にレッスンをセッティングしてくださり、初めて涙したCDのピアニストの先生からレッスンを受け、この先生のところで勉強したいと強く決意したのであります。



(もう何回も書いていることかもしれませんので、重なってお読みくださった皆様にはもうしわけございません!!)





さてロシア。





トロップ先生が日本にいらっしゃるのも嬉しいですが、今月、8年ぶりくらいにモスクワへいってまいります。



そして来年度から、同じくロシアに留学していた友人とちょっと面白い番組?を始めようと思います。笑



何かやりたいと思いつつ、そのままになってしまっていたこと。



モスクワに行くことも、新しい番組?を始めることも、実行に移すスイッチを入れてくれたのは恩師のご夫婦です。



モスクワに思いをはせながら、リヒテルのドキュメンタリーを観なおしたりしています。生徒さんにご紹介したいと思い、探していました。(日本語に訳されたDVDがアマゾンにありました→リヒテル : 謎(エニグマ) ~甦るロシアの巨人 [DVD])



こちらはyou tubeで見つけたのでロシア語です。




ロシアの空気、楽しみです。
ゆっくりは出来ないかもしれませんが、色んなことを吸収して、自分の「芯」を再確認してこれたらと思います。
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by chikako-kokachi | 2017-03-02 08:06 | ロシアメソッド

【動画】ロシアンピアニズム〜フリエールのシークレット   

モスクワ留学時代のピアニストのルームメイトがFBでシェアしていた動画です。
(許可を頂いて、こちらでもシェア)





偉大なピアニストであり、指導者としても長年モスクワ音楽院で多くの素晴らしい音楽家を育てたフリエール。


フリエールの先生は、イグムノフ。
(※ロシアピアニズムが語られる時、イグムノフ、ネイガウス、ゴリデンヴェイゼル、ニコラーエフの4人の教授を4大流派とされることが多くあります。)



作曲家 シチェドリン、ピアニスト&指揮者 プレトニョフ、ピアニスト ベラ・ダヴィドヴィチはフリエールのお弟子さん。



この動画では、このフリエールのお弟子さんであり作曲家として名を馳せたシチェドリンと、ピアニスト&素晴らしい指導者であったヴェラ・ゴルノスタエヴァ先生が、フリエールのレッスンの時の言葉を振り返っています。(ロシア語です)


私の友人が注目したフリエールのシークレットは以下の2点。



♪ショパンエチュードOp.10 No.1、0:35の箇所。
[Ты должен, не заметно, на концерте, сесть на 2см левее]

「(この曲を弾くときに)コンサートで、何気なく2cm 左側よりに座わらなくてはならない」




♪ショパンのマズルカOp.17 No.4、3:05の箇所。
[Ты должен, словно, пальцем соскребать клавиши]

「まるで指で鍵盤をかきあつめているように弾かなくてはいけない」


※あくまで、私の訳です。





こんな動画が沢山あるのです。
ロシアの空気を肌で感じる留学中の経験は何にも代え難い経験ですが、ロシア語が分かるようになってこういうものが理解できることは、大きな財産です。


例えば、こちらはフリエールのドキュメンタリーです。面白い。(ロシア語です)
こういったものを日本語に訳していったら、それを必要としている方がいらっしゃるのか。
自分の音楽にとって特別な国、ロシアのピアニズム。
日本語に訳していく労力はとても片手間ではできません.....
でもいつか、(というか少しづつでも)、今後紹介していけたら、と思うのですが。



by chikako-kokachi | 2016-11-08 07:02 | ロシアメソッド

ピアノ奏法   

奏法というものは個人的なものであり、音楽的イメージが前提にあってはじめて奏法というものが云々されるのです。


いかなる奏法も音楽の下僕であらねばなりません。中略 すべて音楽が優先し、決して奏法が音楽を産み出すものではないことをお断りして置きます。

手が指を、耳が手を、そして心が耳を教える。







タッチ このすばらしい手(ピアノ教師への提言) 市田儀一郎著




こちらの本の序章にありました。
本当に、その通りだと思いました。





まだまだ読み終わるまでには時間がかかりそうです。
筋肉や骨、腕の仕組みが細かく出ています。
なんとか筋がどうとか、なんとか関節がどうとか。
苦手分野。苦笑





でも、筋肉や骨の名前を暗唱できなくとも、体のどこの部分がどんな時にどんな働き方をしているのか。知るのが面白い。







理学療法士の弟とも、少しそんな話をしました。
ピアノ弾きが、またピアノの先生が、何を知りたいと思っているのか。
具体的にその質問内容を整頓していって、いつか彼に講座を開催してもらいたい。






そして、奏法とはなんぞや。





私がロシアのピアニズムに感銘を受けたのは、その音を聴いて、肌や耳で感じるものがあったから。
ただ、“ロシア奏法”とは何なのか、一概に「これです」と結果を求めるのは違うように思います。(もちろん、大きなくくりはあると思いますが)
奏法は、自分の体と相談しながら、自分の意識と耳をリンクさせながら、経験を積んで、最終的には自分で探求していくべく事だと思うのです。





誰かに教わった「奏法」をただ真似するだけでは意味がない。
(もちろん真似からはじめてみるのだけど)
それをいかに自分の内側から、自然に表現できるよう繋げられるか、だと思う。





少なくとも、今の自分には、この体の仕組みを知る(筋肉や関節の働きなど)ことが“奏法”に繋がる、大切なことのように感じるのです。




この歳になって気づいたこと。
ピアノを長く弾き続けたい、という自分の為に。
もっとピアノを上手になりたい、と思っている方々の為に。(自分も含め)
そして何より、市田先生がおっしゃるように“音楽”の為に。





つきないな。。。
ピアノは。
キリがない!!



結果や結論のみを早急に求めない。
もっと経験を積み重ねて、失敗もしながら。
それでも少しづつでも音楽に近づいていきたいです。
(タマ二メゲルケレドモ)





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今日はすごい日でした。
体も頭もパンク。
でも、いい時間でした!
早く寝ないとです。

by chikako-kokachi | 2016-10-06 01:21 | ロシアメソッド

「ロシアメソッド」は存在するのか?   

私は基本的に「ロシアメソッド」というのは形として存在していたり、言葉で「これです」と断定できるものだと思っておりません。



ロシアピアニズムを辿っていく時、サンクトペテルブルグを拠点として発展した「ロシア・ピアノ学派」とその後モスクワを拠点として発展した「ソ連ピアノ学派」の2つの流派がある、と書いてある本もあります。
また、ロシアピアニズムを語る時、よく4人の教授、イグムノフ、ゴリデンヴェイゼル、ニコラーエフ、ネイガウスの名前が挙げられます。



詳しい学術的なところはインターネットや本から多くの情報がありますので、ここでは語りませんが、良く日本で言われる「ロシア奏法」や「ロシアメソッド」を、何をもって「ロシア奏法」とするのか、何をまとめて「ロシアメソッド」とするのか、形式だって言葉で説明できるものではないと思うのです。




モスクワに留学してその想いを強くしました。
日本で話題になる所の「ロシアメソッド」とは何だろう、という問いに対する私なりの答えです。




ただ、私は幸いにも留学前よりロシア人の先生に師事することができ、今も通訳としてロシア人の先生のレッスンを拝見する限り、そこには幾つかの共通点があると思っています。また、そこに強く感銘を受けています。そうしたロシア人の先生のおっしゃる共通項を「ロシアメソッド」というなれば、それはそうなのかもしれません。




美しい音色
歌うようなフレージング
楽器が「鳴る」深いタッチ
豊かな音色
粒の立つ細かいパッセージ
素晴らしく繊細なピアニッシモ
ピアノが鳴りまくるオーケストラのようなフォルティッシモ
etc




キリがありませんが、何も「ロシアメソッド」でなくともそれを表現しているピアニストは沢山いるわけで。


そもそもロシアのピアニズムはヨーロッパからきています。
数年前からピアニスト小泉耕平さんと開催しているコンサートでは、その系譜を辿っていくプログラムをつくっているのですが、元を辿るとクレメンティーまでたどり着きます。
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ロシアの先生に師事して、その先生の奏でる「その音」に衝撃を受け、絶対にこの先生に師事したい!という先生と勉強する為に留学し、現地でコンサートに通って「その音」の美しさや、哲学が隠れているような「その音楽」に感動して。。。。





私自身が見て、聴いて、レッスンを受けて、通訳をして、得た「素晴らしい音」「素晴らしい音楽」、そういうものを繋いでいきたい強い想い、そして自分がいいと思った音、音楽に、自らも(たぶん一生かけて)精進していくこと、が次の世代に繋がっていくことだと思って、ピアノに向かいたいと思っています。(それがロシアメソッドなのか?)





ロシアのピアノにとても惹かれた、その事実。
それは決して「ロシアメソッド」を形式化していくことではなく、
自分の感覚として「美」とするものを、目指したい音を音楽を、どうしたらそう奏でることができるか、自ら見つけて、探していかないといけないのだと思うです。





ロシアメソッドって何なのだろう。
その問いは、たぶん一生、問いのままだと思います。




ロシアのピアニズムに惹かれた事実は事実。
ただそれだけのこと。




意味不明の文章になってしまいました(苦笑)
すみません!!




参考までに、こんな本がございます。
ピアニスト原田英代さん(メルジャーノフ先生に師事)の本。
ロシア・ピアニズムの贈り物
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本の中で、メルジャーノフ先生のおっしゃる一言が印象的です。



「芸術とはどこか〈正しくないもの〉があるものだ」



心からそう思います。
本は参考までに!
知識を得る事はできるけど、本を読んだからといって、全てを理解できるわけでもなく。ましてや弾くことにおいては、実際に弾いて自分で試してみたり、目指す音を自分の耳で聴いていく経験を重たり、そういう行動を起こしていかなければ、頭ばかり大きくなってしまいますし。




今、他の本に浮気してばかりでなかなか読み切れない本があります。笑
こちらは、ロシアピアニズムの他に、ドイツ、イギリスなどのピアニズムについて触れています。もう少しで読みきれる予定?です。(汗)また書きます!









こうして、音楽ができる環境は普通のことではないのです。
人は自然の中で生存しているだけ。
自然に逆らうことはできない。
大きな心のストレスを抱えている方々が、沢山いらっしゃることに言葉が見つかりません。
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by chikako-kokachi | 2016-04-18 08:38 | ロシアメソッド

【ピアノの探求】YUBISAKI(指先)!! ヴァシリー・シェルバコフ先生のレッスンvol.1   

指先!!



この言葉を何回訳したことか。。
ヴァシリー・シェルバコフ先生(ロシアの大作曲家・教育家ドミトリー・カバレフスキーの大甥)のレッスン通訳にて。
(先生は2年前にも来日されています→その時のブログはこちら♪)



YUBISAKI

これは私も昔から言われ続けています。
エレーナ先生は昔からよく「YUBISAKI!!」と日本語を使います。笑
エレーナ先生からも、モスクワではトロップ先生からも言われ続け。。。
そういえば、モスクワで室内楽を教えて頂いていたディチェンコ先生もおっしゃっていた!
そしてヴァシリー先生も!!

私自身が弾く時にも、もちろん気をつける。
そして生徒さんにも伝える。





この“指先の感覚”の練習法をヴァシリー先生は技術的に分かりやすく説明されていました。

バレリーナの足先の様に。
そして指先以外は力を抜く。(腕、肘、手首)

・1本の指先で鍵盤に立ち、他の箇所をゆらしてみる。
・指先がしっかりしていると、他に動きがあっても、鍵盤とのコンタクトはぶれない。





何の為に指先を使うか。

音を輝かせるため。
音に命を吹き込むため。
音を生かしてあげるため。
音を飛ばすため。
音を届けるため。
etc



指先を使えた状態の音はどんな音がするか。

音が立ち上がる。
音が飛んで行く。
音が輝く。
音が立体的になる。
音から空間が生まれる。
音が生きる。
音が伝わる。
etc





ある先生は
「スイッチ ON!!!」
とおっしゃる。

指先で電気(光)のスイッチを入れるらしい。
「スイッチ ON」とおっしゃりながら、指先をさす。





【指先を使うタッチ】を研究する。
指先を使っている音と、使ってない音の違いは耳で判断する。
これが分かるようになると自分で「キラキラな音」を探せるようになる!!





今回はヴァシリー先生とのお写真を撮り忘れました!
前回のお写真をUPしておきます♪
とても分かりやすいロシア語で、先生の優しさ、お心遣いを感じました。
とっても充実の時間、ありがとうございました!
少しづつ仲良くさせて頂けて嬉しいです^^
もっともっとロシア語を充実させていきたいです。
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by chikako-kokachi | 2016-03-10 07:15 | ロシアメソッド

【ピアノの探求】倍音って何?   

「倍音」に関して、様々な見解があると思います。
「倍音」そのものの意味については調べればいくらでもでてくると思いますので、私は自分の感覚を少しこちらに残しておきたいと思います。(ちなみに「倍音」のウィキペディアはこちら)



大学院時代まで遡りますが、レッスンで
「Between Air and Air」
と言われた時のことが忘れられません。

音は、音楽は、空気と空気の間に漂うもの。
ピアノは鍵盤を打鍵すれば音が出るけど、それを生きた音楽にするためには空気と空気の間に音を漂わせなくてはいけない、という言葉。

自分が弾いた音だけでなく、打鍵した音のまわりを球のように包み込んでいる響き(倍音)が空気に溶け込んでいるかの意識。
自分の出した音に対して、帰ってくる音を意識することで、この「Between Air and Air」を実感できることと思います。

こうした意識を働かせる為に、「耳」が大切になります。
ただ打鍵しただけの音と、空間に漂う音、の聞き分けができているか。



これはまだ小さい子でも分かる「響き」です。
子どもでも大人でも、ピアノを探求することに変わりはなく、言い回しが変わっても、その根本はどんな年齢でも同じでありたい、そう思っています。
子どもだからまだそこまで、、ではなく、並行して耳を育てていくべきだと思います。むしろ子どもの方が敏感だったりすることも。

その響きの違いが分かったら、その響きをどうしたら出せるか、というテクニック的なところがあります。指先を使ってみたり、腕の脱力を利用してみたり。その響きを求めて、研究していけばいい。


まずは「いい響き」が自分で分かること。
それを自分で表現したいと思うこと。
すべて自分で見つけていかないといけない。
すべて自分でやってみようと思わないといけない。
誰かに言われたからやっている、というのはその場でできてもその先がない。

(と書いていたら、やっぱりピアノを長く続ける大きな要因はピアノが好き、ということなのでしょう。ピアノの音への興味、響きへの興味、「いいもの」にしたいという強い想い。)

空気に漂う美しいピアノの響きを求めていらっしゃいますか?
そうそう、響きを感じようとすると、そのうちいい匂いがしてくるかもしれません?!笑
それくらい神経が集中します。
私もまだまだ修業します!

by chikako-kokachi | 2015-01-27 02:15 | ロシアメソッド