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ピアニスト&ピアノ講師 村田智佳子のブログ

ピアノ弾きの日常、想い、ロシアのこと、レッスンのこと、コンサートのことを綴っています♪

8冊のミニマリストの本から学んだこと

この1年でハマったことの1つ




「ミニマリズム」(最小限主義)の考え方



「ミニマリズム」とは「最小限の要素だけを用いる手法・様式」
その発祥は1950年代1960年代の芸術分野やファッション界で始まったスタイル、などと言われているようですが、現在は「生活様式」を表す単語としても使われています




※参考サイト






この生活様式における「ミニマリズム」をふとしたきっかけで知ったわけですが、そこからこのジャンルの本を読みまくりました笑
と言っても8冊くらい
読んでいくうちに、一つの「生き方」の参考として感銘を受けました
こういう生き方もあるんだな!





と言うわけで今日は




1, 著者の皆さんから学んだこと
2, それを受けて自分が行動したこと、感じたこと
3, これからの課題・まとめ
おまけ  本のレビュー




を順番にまとめていこうと思います




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

1, 著者の皆さんから学んだこと



まず、全体を通してミニマリストさんの考え方を自分なりにざっくりまとめてみました



モノを少なくすることにより(モノのみならず様々なことを整理することによって)、より自分にとって「大切なこと」が見えるようになってくる



逆説的に言えば、自分にとって大切なものを知るために、見極めるために、モノを少なくしたり、モノ以外のものも整理していくこと
人類の大きな哲学の1つ「幸せとは?」に繋がっていくように感じました
他人軸ではなく、自分軸でモノ、モノ以外のものを減らし、本当の「幸せ」を追求すること
私なりにですが、そんな風にまとまりました





「ぼくたちにもうモノは必要ない」の著者である佐々木典士さんはこのようにおっしゃっていました




ミニマリスト(最小限主義者)という生き方を通して見えてきたのは
(中略)
どう生きるか、誰もが求めてやまない「幸せ」が何なのか、自分の頭で考えなおしていくこと




ここからは8冊の本を統合し
以下の3点について引用しながら、考察していこうと思います




♪ミニマリストの定義
♪ミニマリズムの目的
♪モノを手放して変わったこと、モノを手放すことで得られるメリット




♪ミニマリストの定義

2つの引用をご紹介します



「自分の必要なモノが分かっている人」
「大事なもののために減らす人」
By. 佐々木典士「ぼくたちにもうモノは必要ない」より




ミニマリズムとは「いちばん大切にしていることを最優先して、その障害になるものは全て排除すること」
By. ジョシュア・ベッカー(桜田直美訳) 「より少ない生き方」より




要するに、「捨てること」がメインではないということ
大事なこと、大切なことが優先で、そのためにそれ以外のことを「減らしていくこと」
そう理解しました





♪ミニマリズムの目的

3つの引用をご紹介します



ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではない。
本当の利点は、豊かさが増えること。
By. ジョシュア・ベッカー(桜田直美訳) 「より少ない生き方」より



ミニマリズムは「目的」ではない
それぞれが違う大事なものを見つけるための「手段」
By. 佐々木典士「ぼくたちにもうモノは必要ない」より



「必要最小限」をどこにフォーカスするか
それに「必要な物」を見極める力だ
物の「少なさ」にこだわることではない
By. ミニマリストしぶ「手ぶらで生きる」より




繰り返しになりますが、ミニマリズムとは「ものを減らすこと」が「目的」ではなく「手段」であって、「大切なもの、必要なもの」を見極めるために、自分の価値観と向き合うことが「目的」である、ということなのかな、と理解しました





♪モノを手放して変わったこと、モノを手放すことで得られるメリット


こうして自分の価値観と向き合うことによってものが減った結果
変わったことは何のか
また得ることができたメリットは何なのか
これらを2冊の本から引用します



【モノを手放して変わったこと12】
・時間ができる
・生活が楽しめる
・自由と開放感を感じられる
・人と比べなくなる
・行動的になれる
・集中力が高まる、自己に徹する
・節約できる
・エコにもなる
・健康になれる
・安全である
・人との関係が変わる
・今ここが味わえる
By. 佐々木典士「ぼくたちにもうモノは必要ない」より



【ものを手放すことで得られるメリット】
・時間とエネルギーが増える
・お金が増える
・人のためになることができる
・自由が増える
・ストレスが減る
・環境に優しい
・質の良いものを持てる
・子供のいい手本になれる
・人に面倒をかけない
・人と比べなくなる
・満足できる
By. ジョシュア・ベッカー(桜田直美訳) 「より少ない生き方」より



重なることが多く!
いいことばかり笑


ミニマリズムを生活様式に用いた人がたどり着く場所は
こういうところなのだ
というのが良く分かった結果でした


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


2, それを受けて自分が行動したこと、感じたこと



ミニマリストの皆さんが考える定義、目的、結果
これらを理解した上で、自分で行動してみました
まだまだその途中!!
中途半端です!!笑
以下のことを行動中です




自分なりに今後の人生で大切にしたいことに向き合う
少しづつ「過去のしがらみ」を手放す




「過去のしがらみ」というと大袈裟ですが


例えば
いつか履くだろうと思ったヒールの高い靴
履くと足が痛くなるけど、無理して履いていた靴
いつか着るだろうと押し入れに眠り続けた洋服
家着なら着れるだろうとしまっておいた
首の伸びたTシャツ
ちょっと虫の食ったセーター笑
もう読み返さないであろう本
いつか使うかもしれない大量のおしゃれ紙袋
ゴミ袋に、としまってあった大量のビニール袋
まださせるけど壊れている傘笑
昔々、遠い昔の年賀状
謎のいらないメモ用紙達
などなど




息子が生まれる前
かなり家を片付けました
家が狭く、赤ちゃんスペースを作るために
大量のいらないものを処分したと思っていたのに
それでもまだ、こんなに出てくる出てくる。。。




つい先日も、一人暮らし時代からずっと使用していたクッションを2つ処分
想い出が沢山つまっていたため捨てられなかった
でも急に決断できました
あーーーもう充分一緒にいてくれた!!
今まで本当にありがとう!!
という気持ちを持ってお別れすることができました




これからの自分の未来、大切な人たちにとっての未来
そこに必要なモノのみ残していく
「捨てる」「譲っていく」
行き先は様々ですが
とにかく手放す
まだまだその道の途中で、恥ずかしい状態ですが
うっすらといろんなことが「見えてきた」気がします




いつだったか、ラジオで聞いたのですが



モノはそこに存在しているだけでエネルギーがある
だから人はモノからエネルギーを奪われる



あーーわかる
この感覚に共感できるようになってきました




今後の人生にとって大切だと思うものに向き合う
そして、余分なものを手放す勇気を持つ
過去や思い出と向き合いながら
未来を見据える
これらは「幸せ」について考える、いいきっかけとなりました



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

3, これからの課題・まとめ


ここまで偉そうに書いてきましたが笑
とにかく困っていることがあります!!!



楽譜
CD



です笑



大量。。。。。。
楽譜や本に至っては実家にもまだある。。。。。
対策として思っているのは




コピー楽譜→iPadやPCなど、クラウド上に保存して紙を捨てる
本→紙で読むのが好きなので、まずは紙で買う
  2度以上読みたい、と思う本、また一生側にいて欲しいと感じた本以外は一度手放す
  もしくはそういう本はKindleなどで購入し、クラウド上で保存し、紙の本は手放す




なかなかに厳しい道のりですが!!笑
でも今までより、意識が変わってきているのは実感できています




ただ、1つ思うこともあります
ものが多い中から生まれる「なにか」もあるのではないか?
ということ
作家さんとか、漫画家さんとか、作曲家さんとか
ものに囲まれている中でひらめくことってあるのかな?
と想像したり
余分なもの、余計なことから、ゴッタな中から、色々な化学反応を経て
大事なことがクリエイトされることもあるのでは?




私のような一般人にはとてつもなく難しい問題ですが笑
モノが多いことをあえて選ぶという選択肢も
それはそれでその人の価値観、選択肢だと感じます




また、ミニマリズムの考え方は「音楽」にも通じるところがあるなと
一概には言えませんが
「本物の美」を求めて「余計なもの」をそいでいく
これも、何となくイメージがつく
ただ、こちらにおいても、「余計なもの」が「重要」だったりする時もありそう




人生において「余計なもの」が必要な時もある
その回り道があるからこその「今」
何もかもを洗礼させていくだけでない
という反対の感覚も一緒に持ち合わせていたいな
とも思います




ミニマリストしぶさんの著書「手ぶらで生きる」に
岡本太郎さんの言葉が引用されていました



人生は“積み減らし”だ
減らすために生きているのではない
いろんなことを経験しつつ、その上で必要な物を残していくのが大事だ



色々繋がって深いです



何かを手放すのはちょっと怖い
しかも歳を重ねれば重ねるほど握りしめてしまう気が
まだ道の途中ですが、せっかく出会えて共感したミニマムな生き方
極端に偏るつもりはありませんが
大事なことを見失わないように
何のために生きるのかを見つめる
常に考えていたいです




最後にとても印象に残った言葉を記して
本編(?)を終わりにしようと思います




手放すことや失うことにポジティブな価値を見つけられないと、年をとってできないことが増えて人生の最後は尻すぼみにということになってしまう(中略)
そもそも人は誰しも最後にすべての荷物をこの世に置き残して旅立っていく
By. 佐々木典士「ぼくたちにもうモノは必要ない」より



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♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



おまけ 本のレビュー


ここからは読んだ本のレビューです
完全なる個人的感想です
ご興味ある方のみお進みください^^



手ぶらで生きる
ミニマリストしぶ
★★★★★
読みやすい!
行間、使っている言葉、分量
シンプルでとても読みやすいです
ミニマリストが気になる方の1冊目に最適かと
芯の通っている生き方、考え方
本当にかっこいい



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ぼくたちにもうモノは必要ない
佐々木典士
★★★★★
私はこちらの増補版の文庫本で読みました
海外でも23ヶ国語に翻訳されているそう
ものすごく深く、でも難しくない
読み応えありますが、スイスイ読める
1冊読むと、ミニマリズムとは
というものの全貌が見えてくる気がします
じっくり読みたい方におすすめ


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より少ない生き方
ジョシュア・ベッカー(桜田直美訳)
★★★★
翻訳本
ボリュームあり
じっくり読みたい方におすすめ
翻訳されていること、またボリュームありなので
読破には少し時間かかる
イエスキリストと真珠のお話、心に残る
ミニマリズム、海外の方の見解で知るのも面白い

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少ない物ですっきり暮らす
やまぐちせいこ
★★★

少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす
やまぐちせいこ
★★★

主婦であり2人のお子さんがいらっしゃる著者の2冊
家族がいる方のミニマリストライフ
子育てに関する考え方などもあり
2冊とも写真や実用例(家事、片付け方など)多し
主婦ならではの視点が面白い
実践の参考に!


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ミニマリスト スマホの中を片付ける
飯島彩香
★★★★

スマホひとつで暮らしたい
飯島彩香
★★★★

今までご紹介した本と少し毛色の違う本
飯島さんご自身は現在(2021年6月)妊婦さん
ということで著書はお子さんが生まれる前
デジタル的な目線でのミニマム目線がかっこいい!
実例が沢山載っているので
私もスマホを整理したり
アプリの設定をしたり
沢山参考にしました
また家事の色々についても実践したものあり
飯島さんはラジオvoicyもされています
この本に出会ってすっかり視聴者になりました笑


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年収90万円でハッピーライフ
大原扁理
★★★★★
文庫本
またまた毛色の違う本
エッセイとしてとっても面白かった!
こういう生き方もある
何が自分にとって心地よく、幸せであるか
そんなことをしっかり分かっている方の考え方は清々しい
そしてかっこいい!!
サクサク読めます
時にクスッとしたり、共感できたり、驚いたり
価値観というものを考えさせられました

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by chikako-kokachi | 2021-06-12 06:00 | 本、映画、絵