【ロシア語通訳】興奮して眠れなくなった話
2021年 01月 14日
2日間、12月に引き続き、非公開マスタークラスの通訳お仕事でした
語彙力がなさすぎて申し訳ないのですが
とにかく【すごい。。。。。】
この一言に尽きます
若いピアニストの方々のものすごい集中力
楽曲そのものの素晴らしさ
講師の先生のものすごい楽器の鳴り(地響きのような和音、そして極められた繊細なメロディーなどなど)
何よりこの空間、空気
♫♫♫♫♫
「集中力」
これはもう言葉で表現できないレベルの凄さでした
受講生はこれからの日本のクラシック界を引っ張っていってくださるピアニストの方々ばかり
それはものすごい世界に同席できて、、、
夢のような時間でした
よってこの2日間、興奮しすぎて夜寝付けずに。。。
未だ胸のざわつきを抑えることができません
どのくらいのオーラを感じたかといえば
言葉で伝わるかわかりませんが
通訳する時にマスクをしているのですが
そのため、言葉が聞こえにくいかと思い、少し近めに座っていました
(もちろん邪魔にならない程度に)
が、、、
あまりの魂の震え、そしてオーラのため、思わず自然とピアノから離れていく自分がいました笑
また、1日約3時間のレッスンでしたが
終わった後のものすごい疲労感
その世界に「ハマってしまった」感
魂を吸い取られたような日々でした
♫♫♫♫♫
ただひたすら上手に言葉に表せない興奮を実況するだけでブログが終わってしまいそうなので
本当に素直に、眠れなくなってしまった夜中にぐるぐる考えていたことを言葉にしてみようと思います
偽りない、飾らない、素直な想いです
2つ
※自分が弾き続けて何の意味がある??
※弾く以外に、もっと世の中に貢献できることがあるのではないだろうか
自分が弾き続けて何の意味がある。。。。
まずこれ
あんなに素晴らしいピアニストがいるこの世界で
自分なんかが弾き続ける(弾くことによって外に発信する)意味があるのか
自分が弾かなくたっってピアノ界は何も変わらないし、誰にも影響は与えない
これだけ聞くとすごくマイナスな、何だかやさぐれた(?)感じに聞こえますが笑
本当に心から素直に思ってしまったのです
そこからまたぐるぐる考え出して
でた結論
それでもピアノを弾き続けたい
(弾くことによって外に発信したい)
あれほどまでの世界に触れ
しかも、きっと他にもたくさん、無数に素晴らしいピアニストさんがいらっしゃる
それでもやはりここで自分のピアノを止めることはできない
これも素直な自分の心の響きでした
人と比べるものでもないし
誰に認めてもらいたいからでもなく
ただ、自分の人生、弾くことを止めるのは考えられない
それだけのシンプルな結論でした
そして2つめ
弾くこと以外にもっと世の中に貢献できること
ロシア語通訳(レッスンにおいて)
これは、世界に羽ばたいていく未来の(いや、もうすでに)ピアニストさんたちのためにお役に立てるのではないか
多分自分が弾くよりも、世の中のためになりそうだ
以上、本当に心から素直に思ったことでした
♫♫♫♫♫
やっぱりすごいんです
ロシアの先生たちの音って!!!
とにかく楽器の鳴りが本当に素晴らしいのです
もうね、なんていうか、命が吹き込まれる
想いだけでなく、論理だけでなく、そこに生命が誕生するのですよ
(すみません、興奮しています)
そういう先生方の音が、音楽が
どんどん次の世代の才能ある方々に受け継がれていったら素晴らしい。。。
もし、そこで言葉の壁があるならば、ちょっとでもお役に立てたら嬉しい
通訳や翻訳はもしかしたら近い将来、AIにとって代わられてしまう職業かもしれません
それでも、ただ言葉が訳せればいいだけでない
前にもたくさん書きましたが
空気を読むこと
レッスンのテンポ、流れを遮らないこと
その曲(音楽)の背景、その曲(音楽)の本質が理解できていること
その他、直訳では通じないこと
もっともっとたくさん、通訳といっても訳すだけでない、機械にはとって変われないことがある
なので私が死ぬまでには、完全にAIにとって代わられることはないのかな、と思うのですが!
そう考えた時に私のロシア語力はまだまだで
そして音楽の理解ももっともっと深いところまで研究し続けないといけない
もし通訳がもっともっと深く音楽を理解できていたら
もしかしたらさらに密度の濃い内容に踏み入ったことを先生はお話してくださるかもしれない
そう考えると、先ほどのことに戻りますが、私が弾き続けることに意味を持つのかもしれない
そんな結論となりました
♫♫♫♫♫
ここまで読んでくださった皆様、
ひたすら自己中心的なただの暑い(熱い)お話に付き合ってくださってありがとうございました!
こんなこと言うのであれば、行動にして、結果として繋げろ、と自分に厳しく伝えたい
ロシア語も音楽も、もっともっと深く
そしてそれが未来の何かに繋がったら、私の音楽人生、何か意味があるものになる気がします
そもそも人生に意味はないかもしれませんが
そして最後に一言書き留めておきたいこと
それは、本当に素晴らしい音楽家の皆さんには、通訳は本当に必要な時だけ存在すればいいということです
先生とその生徒さんの間に、言葉はいらない
音楽で会話がなりたつので、むしろ言葉が邪魔な時がある
その空気を読むのも、通訳の一つの大事な仕事だと確信した日々でした
素晴らしい時間を本当に本当にありがとうございました!
【関連ブログ】
♫♫♫♫♫
ロシアの教会
本当に恋しい
モスクワが恋しい
by chikako-kokachi
| 2021-01-14 12:50
| ロシア語通訳