ピアニストの結婚   

妊娠、出産の話の前に、「結婚」に関して思っていることをまとめていこうと思います。
(長いのでご興味のある方のみどうぞ!)






「結婚」について20代の頃はほぼ全く想像ができませんでした。
ひたすらピアノに、音楽に必死で。
自分が自分の家族以外の人と暮らす絵が描けませんでした。





ある時はとんがって





一人でピアノと生きていく!!






と思っていたこともあったし。






友人たちが30歳前に結婚ラッシュがあった時も、
「みんな素敵だな!!!幸せそうだな!!!嬉しいな!!!」
とただただ、その幸せな時間をお祝いしていて。
全く自分とは縁のない世界のことだと思っていました。






30歳の誕生日前に留学から帰国。
一人でピアノで食べていきたい夢がありました。
あとは少しだけ、同じ音楽家の人といい出会いがあれば、結婚も?
なんていう思いが生まれました。






が。
現実はうまくいかず、大きな痛手を負いました。(苦笑)
(ただ自分が至らなかっただけです)







でもそれがきっかけで一人暮らしをはじめ。
ピアノで食べていく!という夢が叶いました。







そこからはがむしゃらにピアノに向かいました。
頂いたお仕事1つ1つ、大切に、真剣に向き合う。
ただただその想いのみ。
視野は狭かったかもしれませんが、そういう思いが今も自分のベースにあります。







そして突然の出来事。






手を壊し、ピアノが弾けなくなりました。
数ヶ月の間、ピアノが弾けない。
その間の本番は急遽キャンセル。
沢山ご迷惑をおかけしました。







その時思いました。






あーー、自分にピアノがなくなったら何も残らない、何もできなくなる






と。
(今思えば、命さえあればなんとか別の道を探していくでしょう。でもこの時はそこまで考えられなかった。)







そこで、狭くなっていた視野が少し広がりました。
もっと人生を広く見よう。
ピアノ以外に自分は何がしたいのか。
他に何ができるのか。
ずっと一人でいたいのか。
ピアノが弾けない日々の中、色々なことを考えました。







そこで思ったのです。






自分も、自分が育ったような家族が欲しい、と






ピアノと家族と生きていきたい






多分、心の底から本気でそう考えたのはこの時が人生で初めてだったかもしれません。
エンジンが入るとあっという間笑
積極的に結婚への道を開いていきたいと行動しました。







でも、譲れないことが一つ。






ピアノを続けていくこと!!!





これだけは譲れない。
ただ弾き続けるのではなく、深く向き合っていきたい、という意味です。
こんなわがままを誰が許してくれるのだろう。。。
本当に叶うのかな。。。
そう思いながらも、絶対譲らない強い覚悟を持って力んでいました笑







執念のような想いに行動が伴ったのか、
だんなさまに出会うことができました。








そして先日結婚5周年を迎えました。
あっという間の月日。
もう5年。
一緒に暮らすうちに、二人とも多くの変化がありました。






旦那さんの頑張りを側で見ていて、自分に足りないことを自覚したり
今まで自分のことばかりだったのに、誰かの助けになりたいと思ったり
逆に旦那さん、そして周りの方々に支えられていることにより強く気づけるようになったり
一緒に生活するうちに何が相手にとって「気に触ること」なのか、
何が相手にとって「嬉しいこと」なのか敏感に人の気持ちを感じられるようになったり
etc





様々な気づきがありましたが、最も大きなことは





どんなことでも全て受け入れてくれる人が側にいてくれる安心感





かな、と。






だからこそ、結婚してからピアノ、仕事、大変なことがあっても前を向いてぶつかっていくことができた。
突き進むことができた。
そうしているうちに、どんどんピアノが楽しくなっていった。
どんどん音楽の深さを学びたくなったし、挑戦するエネルギーが湧いてきた。





もちろんご飯は2人分作らないとだし、洗濯も掃除も二人分なので一人でいた時より時間がかかりますが。。
こうした家事を全てを完璧にこなしていない自分さえも受け入れてもらえて、ピアノを続けること、どんどん挑戦していくことを応援してもらえた。






振り返ると、二人で協力しあって生きている。
それを実感できる日々でした。





昔むかし、ある方に言われたことがあります。






女性ピアニストは結婚するとダメになる。






この言葉はどこかでずっと自分の人生につきまとっていました。
でも周りを見てみたら、結婚していても素敵に輝いている女性ピアニストは沢山いらっしゃいました。
その方々の周りには、理解あるだんなさまが暖かく支えていらっしゃる姿がありました。






ダメになると言われると、絶対そうなりたくない。
そんなはずはない。
むしろ以前よりも成長したい。
そう負けず嫌いな性格が反発したのも、モチベーションの一つになっていたかもしれません。
悩まされた言葉でしたが、私には必要な言葉だったのかもしれません。







今、5年目を迎えて、だんなさまにはありがとうの想いしかありません。
心から、こんな変な(?)私と一緒に生きてくれてありがとうです。







ピアノで生きていきたい女性ピアニストの多くの方が「結婚」について悩んで、
それぞれに答えを出していらっしゃることと思います。
まだ答えの出ない方も、急に「その時」(それを考える時)が来るかもしれません。
結婚しようが結婚しなかろうが、ピアノの道を続けていく方法は様々にあります。
自分の人生をどう生きたいか自問自答しながら、より自分らしい人生を送れるように。
正解などはない.。
人それぞれ。
どの道を選んでも、努力は絶対必要。






選んだ道の歩みこそがそれぞれの音楽に繋がっていると信じて。
結婚5年目、ゆっくり歩んでいこうと思います。






さて、お次は妊娠、出産について。
これは結婚してからずっと頭の片隅で悩んでいたことです。
葛藤の連続。
もしくは敢えて見ない(考えない)ようにしていたこと。





今日の記事も次回も、あくまで自分の考えです!
また次回に!

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by chikako-kokachi | 2019-01-07 13:06 | 音楽 その他

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