【ピアノレッスン】何をもって曲をマルにするのか。こどもの可能性は無限。自立のサポートを。
2016年 05月 20日
練習してきた曲。
どのくらいの完成度でマルになるか。
よく迷うことがあります。
そもそもマルって何?
何をもってマルにしているのか。
考えだすとキリがないので、ある程度の基準を自分の中に作っています。
♪その子に、その曲の何を学んで欲しいかを明確にすること。
レガートとスタッカートの弾きわけができているか
強弱に意識を持っているか
16分音符がきれいにはいっているか
親指の潜りがうまくいっているか
手の形がおかしくないか
自分の音を聴いているか
カデンツァを意識しているか
ピアノが鳴っているか
テンポは揺れていないか
声部、メロディー、伴奏のバランスはとれているか
etc
挙げだしたらキリがないのですが、その曲を学ぶのに、多くのチェックポイントがあって、そのなかで特に学んで欲しいいくつかを自分なりにピックアップして、それがクリアーできているかで、次の曲に進むかのおおまかな基準としています。
なかなか難しいですが!!
そしてもう一つ。
先日レッスンで、これは大事だ!と思ったこと。
ただだらだら弾く、なんとなく弾けている。
先日、心を鬼にして、「これでは次の曲にいけない」と伝えました。
「ピシッ」と音楽が生きてない。
決まっていない。
もう何週間も弾いていたし、その曲で勉強して欲しいこともなんとなく出来ていて。
でも、なんだか集中力に欠く、「ピリッ」としない演奏。
だんだんおねえさんになってきて、ここは一度、そのラインを超えてもらおう、と瞬間的に思い、伝えました。
なんとなくかたちになっているね。
でも音楽が「ピリッ」としないね。
小さな曲でも、本物を目指していく。
こんな言葉は使っていないけど、そのようなニュアンスで。
今のままではマルにできないことを伝えました。
飽きてしまわないか
先週と変わっていなかったらどうしよう
目的としていることがちゃんと伝わっているかな
不安に思いながら、レッスンに向かいました。
結果!!
素晴らしかったです!!!!!!
「やればできる」
こどもの心としてはどんな想いだったのだろう、と想像します。
いつもなら、もしかしたらオマケでマルがもらえたかもしれない曲。
それをさらにもう1週間。
本人も、違いに気づいたはずです。
先週何がいけなかったか。
今週何が良かったのか。
曲の完成度が上がったことに、本人自身が気づいたきっかけとなりました。
導く側があきらめてはいけない。
改めて、勉強しました。
その子の状況、段階、心の具合、性格、色んなものをふまえて、全身で感じてあげて、良きタイミングで、ステップアップした世界に導いてあげる。
そんな風になれたらいいな、と思います。
いや、難しいですけど!
こどもの可能性って興味深いです。
いっぱいその子の引き出しを、一緒にいられる間に、増やしていってあげたいです。
私はまだ?子育てをしたことがありません。
でも生徒さんやその親御さんとご一緒していて、素敵だな、と思うこと、こういう感じなのか、と思うこと、様々な親子の関係が少しだけ垣間見れます。
親御さんって本当にすごいな、と思います。
こんな本がありました。
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる ミセス・パンプキン
育児書とされていますが、育児を経験していない私にも興味深いです。
一流になることが全てではないと思いますが、やはりこどもの成長における環境というのは大事だと思います。その環境は大人が広げてあげる世界であって、それはその子の世界観に直結していくように思います。小さな頃は、ですが!
結局、その子が自立していくのをサポートすることが、大人の役目で、こども達の為の環境つくりに繋がるのかな、と思っています。
まだ読み途中です。
本は全てではないけれど、育児を経験していない私にとって、新しい世界が開けてきます。
ピアノを通じて出会ったこどもたちに、何をしてあげられるか。
目に見えていない可能性を広げてあげたいです。
その為には色んな角度から、柔軟に物事を考えていけるように!
どのくらいの完成度でマルになるか。
よく迷うことがあります。
そもそもマルって何?
何をもってマルにしているのか。
考えだすとキリがないので、ある程度の基準を自分の中に作っています。
♪その子に、その曲の何を学んで欲しいかを明確にすること。
レガートとスタッカートの弾きわけができているか
強弱に意識を持っているか
16分音符がきれいにはいっているか
親指の潜りがうまくいっているか
手の形がおかしくないか
自分の音を聴いているか
カデンツァを意識しているか
ピアノが鳴っているか
テンポは揺れていないか
声部、メロディー、伴奏のバランスはとれているか
etc
挙げだしたらキリがないのですが、その曲を学ぶのに、多くのチェックポイントがあって、そのなかで特に学んで欲しいいくつかを自分なりにピックアップして、それがクリアーできているかで、次の曲に進むかのおおまかな基準としています。
なかなか難しいですが!!
そしてもう一つ。
先日レッスンで、これは大事だ!と思ったこと。
ただだらだら弾く、なんとなく弾けている。
先日、心を鬼にして、「これでは次の曲にいけない」と伝えました。
「ピシッ」と音楽が生きてない。
決まっていない。
もう何週間も弾いていたし、その曲で勉強して欲しいこともなんとなく出来ていて。
でも、なんだか集中力に欠く、「ピリッ」としない演奏。
だんだんおねえさんになってきて、ここは一度、そのラインを超えてもらおう、と瞬間的に思い、伝えました。
なんとなくかたちになっているね。
でも音楽が「ピリッ」としないね。
小さな曲でも、本物を目指していく。
こんな言葉は使っていないけど、そのようなニュアンスで。
今のままではマルにできないことを伝えました。
飽きてしまわないか
先週と変わっていなかったらどうしよう
目的としていることがちゃんと伝わっているかな
不安に思いながら、レッスンに向かいました。
結果!!
素晴らしかったです!!!!!!
「やればできる」
こどもの心としてはどんな想いだったのだろう、と想像します。
いつもなら、もしかしたらオマケでマルがもらえたかもしれない曲。
それをさらにもう1週間。
本人も、違いに気づいたはずです。
先週何がいけなかったか。
今週何が良かったのか。
曲の完成度が上がったことに、本人自身が気づいたきっかけとなりました。
導く側があきらめてはいけない。
改めて、勉強しました。
その子の状況、段階、心の具合、性格、色んなものをふまえて、全身で感じてあげて、良きタイミングで、ステップアップした世界に導いてあげる。
そんな風になれたらいいな、と思います。
いや、難しいですけど!
こどもの可能性って興味深いです。
いっぱいその子の引き出しを、一緒にいられる間に、増やしていってあげたいです。
でも生徒さんやその親御さんとご一緒していて、素敵だな、と思うこと、こういう感じなのか、と思うこと、様々な親子の関係が少しだけ垣間見れます。
親御さんって本当にすごいな、と思います。
こんな本がありました。
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる ミセス・パンプキン
育児書とされていますが、育児を経験していない私にも興味深いです。
一流になることが全てではないと思いますが、やはりこどもの成長における環境というのは大事だと思います。その環境は大人が広げてあげる世界であって、それはその子の世界観に直結していくように思います。小さな頃は、ですが!
結局、その子が自立していくのをサポートすることが、大人の役目で、こども達の為の環境つくりに繋がるのかな、と思っています。
まだ読み途中です。
本は全てではないけれど、育児を経験していない私にとって、新しい世界が開けてきます。
ピアノを通じて出会ったこどもたちに、何をしてあげられるか。
目に見えていない可能性を広げてあげたいです。
その為には色んな角度から、柔軟に物事を考えていけるように!
そう。
随分前に「ピアノしま」へ招待されました笑
こどものほうが、よっぽど柔軟な考え方を持っていますね。教えられてもらうことの方が多いのかもしれません!
by chikako-kokachi
| 2016-05-20 08:58
| ピアノ講師