羊と鋼の森   

素晴らしい本を教えて頂き、昨日の長距離移動中に一気に読んでしまいました。
別の本を読んでいたのですが、ちょっと気になって読み始めたら。。
止まらなかった。
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久しぶりに小説を読みました。
調律師さんのお話です。
一人の青年の成長を描きつつ。
でも、調律やピアノに関する具体的な話におさまることなく、生き方、人生に繋がる何かを得ることができます。文章の表現が素晴らしく。美しい絵が浮かぶような。主人公を囲む人々の心模様がまたなんともいえない。

出会いが人の人生を変える。
星座と音楽の話。
人間の表に出てこない内なる感情。
随所随所に意味も分からず泣けてしまう箇所が。

心に残った言葉は沢山あったけど。
いくつか抜粋です。





何かを我慢してピアノを弾くのではなく、努力をしているとも思わずに努力をしていることに意味があると思った。



才能がなくたって生きていけるんだよ。〜略〜一万時間を超えても見えなかった何かが、二万時間をかければ見えるかもしれない。



この道で間違っていないのかもしれない。時間がかかっても、回り道になっても、この道を行けばいい。




主人公の青年は常に悩んでいました。
(私にはそう思えました)
挫折もしながら。
それでも辞められない。
だからこそまた悩み苦しむ。
だからといって辞められない。
。。。
無限のループ。

よく分からないけど、どんなに悩んでも、だからといって辞めることのできないものに出会えたことは幸せなことのようにも思います。でも一方でその悩み続ける時間が苦しい心もよく分かる。

他の登場人物も、色んな想いを抱えて生きていて。
読み返すと泣けます。



本の感想が続いてしまいましたが、今日書かずにはいられなかった。
この新鮮な想いをそのまま、記しておこうと思います。







これで良かったのかな、と思うことがあります。
これで良かったのだよ、と、その文章の優しさに包まれたような。
周り道はいっぱいしてきたし、むしろ今だって回り道ばかりだけど
才能とかそういうものを超えて辞められなかったこの道を
やっぱりこれからも回り道しながらでも進んでいっていいのかな、と。
常に悩んでいる自分だって
それもいいじゃないかと。



あ、また涙が。笑
今日は合唱団もレッスンもあるのに!
目を冷やそう。

by chikako-kokachi | 2016-04-11 07:38 | 本、映画、絵

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