空間と響き   

面白いセミナーを聴きに行ってきました!
空音らぼ「演奏家×音響」セミナー(ピアノ編)
会場は空音舎
このホールをお作りになった一級建築士の田中渚さん、そして友人ピアニスト工藤真希子さんによるコラボレーションセミナー。

様々な状況でのホールの“響き”を、皆で体感していく形式でセミナーは進められました。
とても興味深い企画。

おおまかな流れとしては
・ホール、そのままの状態で演奏。
・ホールの壁を布で覆って、さらにお客さんもコートやらを着て吸音力を高めた状態で演奏。
・もう一度布を取って、さらにお客さんのコートも別部屋に移動させて演奏。
※上記のシチュエーションで、ピアノの蓋を全開にした状態、そして半開にした状態、それぞれの響きを聴き合う。もちろん同じ曲で。

おまけとして、ピアノの下に布を敷き詰めた状態での演奏もありました。


そしてそして、「音教調整材」(←ネットで調べて近いものをリンクしてみました。写真を取り忘れたので、どんなものかの参考に。)
これを置いた時と、これを布で隠したときの響きの違いも不思議でした。


さらに終了後にはお客様としていらしていた調律師さんも交えての楽しい会話。特にびっくりしたのはピアノのキャスターの向きで随分と音の響きが変わったこと!


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


響きの変化にニヤニヤしてみたり、驚いてみたり、大きな違い、僅かな違いに耳を集中させて、あっという間に時間が経ちました。1階席、2階席、それぞれのお客さんの感じ方もその場で意見を交換し、会場中の皆さんが、その空間に広がる音の世界を感じようとしている空気が何とも言えず、“いい感じ”でした。


ピアノの響きは、その演奏する空間で同じ楽器、同じ弾き手でも様々に変化。
弾き手は、その空間を充分感じて、楽器とのコミュニケーションを取る。
そして、奏者はその空間を経て、お客さんにどんな風に響きが伝わっているかを意識する。
自分が奏でた音の行方を追う。


これ、合唱にも通じるな、と思いました。
(もちろん合唱に限らず他のアンサンブルにも)
共演者と共に、空間にどんなバランスで音を充満させていくのか。


合唱指揮の先生も、通訳している先生も、そしてその影響を受けている自分もレッスンの中で使う
「空気に声を混ぜ込むように」
「空間を聞かないと」
「空間をつぶさないで」
「空気に音の匂いを充満させて」
「空間に色をつけましょう」
etc
のような言葉。


音が放たれた空間の響きを感じて、求める音楽を奏でていく。
あー、その為に必要なことがどれだけあることか。。。


空間、楽器、弾き手、お客さん。。
すべてが一体化した、不思議な時間を過ごすことができました。
面白い。
奥が深い。
これからの自分の課題にもなっていきそうです!!

そしてまきちゃん(失礼、工藤さんのことです!)がお持ちになっていたのがこちら。
b0162238_0493468.jpg

ピアノの模型?!
私も欲しいです!!
生徒さんにみせてあげたいです!!
頑張って貯金しましょう笑
ピアノって奥が深い。


PS 最後のアンコール、まきちゃんのブラームスのインテルメッゾOp.118-2、良かったな........あったかくて、音楽を大切に大切にしている気持ちが伝わってきました。

やっぱり音楽には色と匂いと温度がある。
命を吹き込んであげないと。


色々気になることを調べていたら、2014年には、さいたま舞台技術フォーラム2014「舞台で活躍するピアノの魅力を探る」@彩の国さいたま芸術劇場、こんな催しがあったのですね。(HPはこちら)報告書が楽しいです。

また、少し目線は変わりますが、3月28日(月)には、春休み職業体験スペシャル〜みんなの知らない調律師の世界@両国天文ホール1830〜という催し(HPはこちら)もみつけました。

ご参考までに♪

by chikako-kokachi | 2016-03-08 00:53 | 音楽 ピアノ

<< ブログ7年目!ブログを続けてい... マスターの優しさ >>