絵画から受けるイマジネーションがピアノ演奏の助けになる   

昨日の段階で明日はこのテーマを!と思っていたところ。。
エレーナ先生のレッスンでドンピシャ。
この話題でした。
あの先生の熱い語り。
本当に素晴らしい時間でした。


絵を見ることで、世界が広がる。
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(パリのルーブル美術館 2014年夏)

ゴシック、ルネサンス、バロック、新古典主義、写実主義、印象派、抽象派、キュビスム、シュルレアリスム.........


絵からその時代の景色、その時代を生きた人々を見る事ができるし、絵からその時代の政治を学ぶこともできる。


音楽も然り。
音楽は楽譜からその時代を読みとることができるけれども(もちろん、時代から音楽を読み取るの意も込めて)、美術は色や形として目で観ることができる分、感じやすく、分かりやすいように思う。


例えばショパンの時代の絵をみる。
※参考ページのリンク(分かりやすいです)
新古典主義→ロマン主義(「ショパンの肖像画」を描いたウージェーヌ・ドラクロワも)
写実主義
バルビゾン派


絵をみると
派や主義によって表現は異なるけれども、その時代の景色(背景?)がイメージできてくる。
どんな風景のどんな場所でショパンはその曲を作曲したのか。

その時代の政治とショパンの生涯を照らし合わせると
ショパンがその曲をどの年齢で作曲し、どんな気持ちで作曲したのか、ほんの少しでもその当時のショパンの想いに近づける気がする。

絵から、西洋の匂いを感じ、歴史を感じる。
(もちろんこれは日本画においても同じですね)


今、まさに練習しているショパン。
もう頭の中はすごいイマジネーションです笑
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(パリのショパンのお墓 2014年夏)


中学生の時から師事した恩師は、当時私に足りないものをズバリ見抜いていらっしゃいました。
「色気」
注:「音楽の色気」
※これは大人になってから暴露されました笑

恩師は当時の私の「淡白」なピアノになんとか色をつけようと、「絵」をどんどん観た方がいい、と、レッスンで画集をみせてくださったり、ピアノ以外の音をもっと聴いた方がいいと、オーケストラのCDを貸してくださったり、クラシックばかりでなく他のジャンルも聴いたほうがいいと、タンゴのCDを貸してくれました。また、「恋」の話をしてくれたり笑。。。様々な角度から、「世界」を広げてくれました。


なかでも「絵」は印象に残っています。
が、、、
そうはいっても超のつく初心者ですから、画集を観てもよく分からなかった。
ただ、先生から助言頂いたことで、「絵」を意識するようになっていました。
やっと、絵から何かを感じるようになったのは留学してから。
ヨーロッパを旅をしてから。
ロシアやヨーロッパの街を歩くだけで絵の中にいるような感覚になりました。

こんな力説していますが、絵に関しての知識はまだまだです。
でも初めは「意識して観にいく」→「感じるようになってくる」→「絵の世界が好きになる」→「イマジネーションが広がる」これでいいのだと思います。

難しい知識はそうして絵を観ることが楽しくなってきて、知りたくなったら調べればいい。無理に難しい顔して絵を観にいかなくとも、それに触れることを重ねることが大切に思います。何より美術館の空気、世界が心地よくなっていきます。何も分からなくても好きな絵の前で、ただボーーっとその絵をみつめている時間、これこそが大事なのかと思います。


1月末にボッティチェリ展にいってきました!
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昔はあまり得意でなかった宗教画。やっとこの本を読みきれて、色んなことがリンクしてきて、このボッティチェリ展、とっても楽しめました。本当に。。。歴史を感じ、背中がゾクゾクした絵が何点かありました。。当時の政治の流れと共にボッティチェリの人生を振り返る映像もあったので、是非お薦めです!


そしてそこで出会った美術史の本。
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視点が面白かったので、ネットで全巻揃えました。
この本に関してはまた明日、ご紹介しようと思います!


絵画から受けるイマジネーションがピアノの演奏を助けてくれる。
これは時を重ねるほど実感が湧いてきます。
次に行きたい展覧会はこちらです。「Paris オートクチュール」!!
(絵ではないのですが!ファッションも時代の反映だと思っています!)
楽しみです。

by chikako-kokachi | 2016-03-03 07:37 | ピアノ講師

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