【ピアノの探求】倍音って何?   

「倍音」に関して、様々な見解があると思います。
「倍音」そのものの意味については調べればいくらでもでてくると思いますので、私は自分の感覚を少しこちらに残しておきたいと思います。(ちなみに「倍音」のウィキペディアはこちら)



大学院時代まで遡りますが、レッスンで
「Between Air and Air」
と言われた時のことが忘れられません。

音は、音楽は、空気と空気の間に漂うもの。
ピアノは鍵盤を打鍵すれば音が出るけど、それを生きた音楽にするためには空気と空気の間に音を漂わせなくてはいけない、という言葉。

自分が弾いた音だけでなく、打鍵した音のまわりを球のように包み込んでいる響き(倍音)が空気に溶け込んでいるかの意識。
自分の出した音に対して、帰ってくる音を意識することで、この「Between Air and Air」を実感できることと思います。

こうした意識を働かせる為に、「耳」が大切になります。
ただ打鍵しただけの音と、空間に漂う音、の聞き分けができているか。



これはまだ小さい子でも分かる「響き」です。
子どもでも大人でも、ピアノを探求することに変わりはなく、言い回しが変わっても、その根本はどんな年齢でも同じでありたい、そう思っています。
子どもだからまだそこまで、、ではなく、並行して耳を育てていくべきだと思います。むしろ子どもの方が敏感だったりすることも。

その響きの違いが分かったら、その響きをどうしたら出せるか、というテクニック的なところがあります。指先を使ってみたり、腕の脱力を利用してみたり。その響きを求めて、研究していけばいい。


まずは「いい響き」が自分で分かること。
それを自分で表現したいと思うこと。
すべて自分で見つけていかないといけない。
すべて自分でやってみようと思わないといけない。
誰かに言われたからやっている、というのはその場でできてもその先がない。

(と書いていたら、やっぱりピアノを長く続ける大きな要因はピアノが好き、ということなのでしょう。ピアノの音への興味、響きへの興味、「いいもの」にしたいという強い想い。)

空気に漂う美しいピアノの響きを求めていらっしゃいますか?
そうそう、響きを感じようとすると、そのうちいい匂いがしてくるかもしれません?!笑
それくらい神経が集中します。
私もまだまだ修業します!

by chikako-kokachi | 2015-01-27 02:15 | ロシアメソッド

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