【ロシア語通訳】指揮者の不思議   

東京を離れ、通訳のお仕事中です。
サンクトペテルブルグ音楽院で教授をされているレベデフ先生。
6日間、ロシア語、ピアノの日々です。




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詳しくはまたまとめますが、前半3日間は、先生のピアノコンチェルトのリハーサル、本番。







オーケストラは群馬交響楽団。
そして指揮者は秋山和慶先生。






リハーサールは当日のGPを入れて3回。
そして本番。







全てお側で聴くことができました。
幸せ。
3日間、どんどん変わっていく音楽。
チャイコフスキーのピアノコンチェルト1番。






指揮者、ソリスト、オーケストラ、それぞれの間を漂う空気。






そして、このブログで書きたかったことは“指揮者“の存在。






秋山先生の指揮はとっても美しかったです。
余計な動きがなく、立ち姿が凛としていて、棒と左手の指の先から音楽のエネルギーが込み上げてくる感じ。






点がとってもとっても綺麗で。






レベデフ先生とお話ししたのですが






オーバーな動きはないけれど、指の先、体の奥から、ものすごいエネルギーを発していらっしゃると。







おっしゃる通りだと思いました。
私個人的には左手(指揮棒を持たない方)の指先の美しさに見惚れていました。。。






リハーサルではとても穏やかに、静かにおしゃべりになって。
すみません、ボキャブラリーが少なくうまく表現できないのですが、ものすごい“品“を感じました。






ベートーヴェンのシンフォニー5番、秋山先生とオーケストラの皆さんが創り出すベートーヴェン。
本当に素晴らしかったです。







もちろん、レベデフ先生のピアノコンチェルトも。
2楽章のカンタービレと、リズミカルな遊び心。
ワクワクしました。
ピアノの鳴りが深く、体にずしんと響きました。





♪♪♪♪♪♪♪




指揮者の存在って面白いですよね。
前にたつ人が変わるだけで、同じ演奏者の音が変わる。
それはオーケストラはもちろん、合唱の世界でも言えることと思います。
(ピアニストにも言えるのかも)





指揮者は本番の時に音を発していません。
でも、何故こんなに出てくる音が変わるのか。





伴奏していても思いますし、客席で聴いていても思います。





この現象を言葉にして説明するのが難しいのですが。





指揮者、演奏者、お互いが、その音楽を感じ、それぞれがどう表現したいか、見えない空気をお互いに感じ合いながら、進んでいく時の流れ。その中に、どう音楽を自然に、且つエネルギーを切らすことなく、溶け込ませていくか、共に進むか。





音楽って、ほんと、空間と時間ですよね。





こういう目に見えないところで、お互いがコンタクトを取れるような音楽ができたら幸せだな、と。




もちろんその為にはまずは、自分がそれを感じられるところまで感覚を研ぎ澄まさないといけない。





ピアノを弾きながら、指揮者の表現したい音楽を感じようとすればするほど、気づきが増えます。
あ、こんな解釈もあったか。
あ、こんな風に時を運び、空間を築いていきたいのかな。
それを感じることによって、自分の音楽の引き出しが増えていく。





秋山先生の指揮、そしてプロのオーケストラ、レベデフ先生のピアノ。
その間に漂う時間と空間を見ているだけで、共にそこに居ただけで、同じ時間と空間を過ごしただけで、なんだか身体中で大事なことを学ぶことができました。





指揮者の存在とは。。。





もっともっと自分の感覚を研ぎ澄ましていきたいと思いました。




♪♪♪♪♪♪♪


今日から、マスタークラスが始まります。
一日通訳。
きっとものすごい濃い時間になることでしょう。
夜はご近所の先生のお宅で自分のピアノを練習させていただきます。
マスタークラスで受ける刺激に、自分の練習も充実していきそうです。




今日はこのへんで。
また通訳に関して思うこともまとめていけたらと思います。
そして、組織というものに関して思うことがあります。
また書きます。




では、行ってきます!!




今日もいい日でありますように♪


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by chikako-kokachi | 2017-10-08 07:36 | ロシア語通訳

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